行政指導を受けドコモ、dカード会員向け優待特典の見直しを検討
総務省は7日、NTTドコモ(以下、ドコモ)をはじめとした大手3キャリアに対し、総務大臣名での厳重注意(行政指導)を行いました。
ドコモはこれを受け、現在dカードゴールド会員向けに提供している優待特典について、検討する考えがあることを、オフィシャルページ上で示しています。
有効期間内のクーポンについては利用可能
ドコモは、dカードゴールド会員に向けて、携帯電話を購入する際、店頭販売価格から値引きが受けられる優待券を1年に1回、初年度はもれなく5,000円(税抜)、2年目以降も前年の利用金額に応じて、最大20,000円(税抜)配布しています。
これらは”優待券”という名称で行われているサービスではあるものの、とらえようによっては割引であり、携帯電話料金の高止まり抑止を目指して、総務省が策定しているガイドラインに抵触している恐れがあります。
なお、すでに発行している優待券については、有効期間内は問題なく利用が可能です。ドコモは、「詳細につきましては、決定次第ご案内させていただきます」と案内してるため、今後数日以内に、同会員向けサービスは撤廃、または優待額が大幅に値下がりする可能性があります。
総務省からドコモなどにあてた通達は、今年春の時点では、あくまでも注意だったものの、今回に関しては”行政指導“とランクが重くなっています。こうしたことから、ドコモは早急に対策を講じてきたものと思われます。他2キャリアが、今後どのような改善策を講じるのかにも、注目が集まりそうです。
Source:dカードゴールド
(クロス)