MicrosoftもAppleも!大学を中退して大成功した起業家たち
大学を中退して起業し、大成功した起業家たちを米メディアMashableが紹介しています。
大学を中退、テクノロジー業界に大きな影響を与えた起業家たち
大学に入学しても、さまざまな事情で中退してしまう学生がいます。文部科学省が2014年に公表した調査結果によると、日本の大学等で中途退学者は79,331人、全学生数の2.65%に相当するそうです。
以下は、大学を中退して事業を起こして成功した起業家たちの顔ぶれです。
1. ビル・ゲイツ
Microsoftの創業者、ビル・ゲイツ氏は世界で最も成功した大学中退者のひとりでしょう。個人資産額は800億ドル(約8兆円)と推定される資産家である同氏は現在、慈善事業に精力を注いでいます。
ゲイツ氏は1975年、ハーバード大学を退学し、友人のポール・アレン氏と一緒にマイクロソフトを創業しました。
2007年、ハーバード大学から名誉学位を授与されたゲイツ氏は、「私は大学を中退し、幸運にもソフトウェアの世界でキャリアを積むことができました。しかし、卒業して学位を取ることはより確実な成功への道です」と語っています。
2. スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズ氏は、アメリカオレゴン州のリード大学に入学後、わずか1セメスターで退学してしまいます。退学後、ゲーム機器でしられるAtariでしばらく働き、インドへと放浪旅行に出かけ、幻覚作用のあるドラッグも経験します。
これらの経験について同氏は「精神を広げ、Appleの”Think Different”という反体制文化を生みだすのにつながった」と語っています。
ジョブズ氏が親友スティーブ・ウォズニアック氏らと1976年に創業したAppleは、紆余曲折を経て、数々のイノベーションを生み出し、時価総額世界一の巨大企業となりました。
2011年に亡くなったとき、同紙の個人資産額は110億ドル(約1兆1,000億円)だったそうです。
3. マーク・ザッカーバーグ
マーク・ザッカーバーグ氏は、2005年にハーバード大学を中退しFacebookを立ち上げます。退学時、大学新聞Harvard Crimsonに「戻ってくることはないだろう」と言い残した同氏が起業したSNSサービス企業の時価総額は、2,000億ドル(20兆円)に達します。
4. ラリー・エリソン
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校とシカゴ大学の2つの大学を中退した経験を持つラリー・エリソン氏は、1977年、データベースソフト大手Oracleの前身、Software Development Laboratories (SDL)を創業しました。エリソン氏の総資産額は540億ドル(5兆4,000億円)と推定されています。
5. ジャック・ドーシー
Twitterの創業者、ジャック・ドーシー氏は、1999年にニューヨーク大学を中退しています。マッサージ師やファッションデザイナーを経て、2006年にTwitterを創業した同氏は、モバイル決済のSquareも立ち上げています。
ドーシー氏の資産額は14億3,000万ドル(約1,430億円)とみられます。
このほか、MashableではDell Computer創業者のマイケル・デル氏(テキサス大学中退)、WhatsApp創業者のジョン・コーム氏(サンノゼ州立大学中退)、Uber創業者のトラビス・カラニック氏(カリフォルニア大学ロサンゼルス校中退)などの成功者が紹介されています。