講談社がAmazonに憤慨！読み放題サービス内での配信停止に強く抗議

 
講談社は3日、公式Webページを更新し、Amazonおよび同社が提供している電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」に対して強く抗議するとの声明を発表しました。

サブスクリプションサービスの健全な発展を祈念

Amazonは、8月から「Kindle Unlimited」をスタートしました。月額980円で、登録書籍が読み放題となるだけあって、ユーザーから人気を集めるサブスクリプションサービスになっています。
 
講談社は同サービス内にて、1,000を超える書籍や雑誌のタイトルを提供してきましたが、同社によれば、先日、Amazonは、”一方的な事情”によって、講談社の書籍を”何らの連絡もなく”配信を停止したといいます。
 
提供書籍については、著作者との間で合意事項が存在するため、講談社はAmazonに対して抗議したそうですが、配信の復活はおろか、9月30日夜にAmazonは講談社のタイトルすべてを削除したと伝えています。
 
Amazonと講談社の間で、どのような契約が取り交わされていたかがわからない中で、どちらかを非難するのは時期尚早ですが、仮に本声明が事実であるとすれば、月額料金を支払って講談社のサービスを楽しみにしていたユーザーにとっては、大きな不利益です。
 
講談社は、発表した声明文において、引き続きAmazonに対して強く抗議するとともに、サブスクリプションサービスの健全な発展のためにも、善処を求めたいとしています。
 
 
Source:講談社
(クロス)