Amazon、Google、FB、IBM、MSが人工知能で提携
IT業界を代表する大手が集結、人工知能(AI)技術の開発と推進を目的とした非営利団体を立ち上げました。
IT大手5社がAI開発で提携
Amazon、DeepMind/Google、Facebook、IBM、Microsoftは現地時間9月28日、人工知能技術の社会的理解を深め、より普及させるために提携し、非営利団体「Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society (Partnership on AI)」を創立すると発表しました。
New York Timesが9月初めに、上記5社がAI関連プロジェクトについて話し合いを行っていると報じましたが、それが非営利団体設立という形で実現した模様です。
人工知能というと、人間の仕事を奪う、人間を脅かすロボットを製造するといったネガティブなイメージがつきまといますが、同団体は倫理、公正さ、プライバシー保護、情報の透明性、相互利用可能性、人間とAIシステムの協業、信頼性、技術の堅牢性などを重視。オープンライセンスのもと、技術開発を推進していくとしています。
Appleは不参加
今回の創立メンバー5社は、いずれも独自でAIプロジェクトを推進してきました。IBMはWatson(コグニティブ・コンピューティングと呼ばれる)、GoogleはDeepMind、AmazonはAlexa(音声アシスタンス)、MicrosoftはCortana(音声アシスタンス)を開発しており、FacebookもSNSのニュースフィードなどにおいて、数多くのAI技術を利用しています。
Engadgetが指摘しているように、気になるのがここに名前の挙がっていないAI開発の大手、Appleです。またAI研究非営利団体「OpenAI」を率いるTeslaのイーロン・マスク氏の名前もありません。
IT大手5社が手を結んだPartnership on AIの今後の動向に注目が集まります。
Source:Partnership on AI via Engadget
(lunatic)