3.5mmイヤホンジャックが消える日も近い?音声対応USB規格発表

展示 iPhone7 シルバー

展示 iPhone7 シルバー
 
USB標準化団体USB-IFが、USBボートでヘッドホンやマイクを利用可能にする最新規格を発表しました。

一歩先を行くApple

AppleはiPhone7で3.5mmイヤホンジャックを廃止しましたが、すべてのオーディオ機器から3.5mmアナログオーディオジャックが消える日も、そう遠くはないかも知れません。
 
USB-IFが現地時間27日、ヘッドセットやモバイル端末、ドッキングステーション、ゲーム機器、VRソリューションを含むすべてのデジタルオーディオ機器のデジタル音声が、USB Type-C経由でやり取り可能な規格「USB Audio Device Class 3.0」を発表しました。
 
CNETによれば、USBオーディオ規格はすでに存在しますが、USB経由で音楽を聴くとバッテリーの持ちが悪くなる、イヤホン側で一時停止や早送りなどのリモコン操作ができないといった課題が、今回のバージョン3.0では解決されているとのことです。
 
また3.5mm端子よりもUSB端子のイヤホンのほうが、ノイズキャンセリングなどの機能を安く搭載しやすいとされています。

今後のMacBookシリーズもUSB Type-Cのみになるか

USB-IFは、新規格が浸透すれば、メーカーは複数のポートを機器に搭載不要となり、USB Type-Cのみですべてに対応可能となる、と主張しています。また3.5mmジャックを廃止することで、製品の薄型化がしやすくなるとも述べています。
 
Appleが2015年4月に発売したMacBookは、イヤホンジャックとUSB Type-Cポートを1個しか搭載しておらず、あまりに斬新だと話題になりました。今秋発表が見込まれている新型MacBook Proについても、USB Type-Cポートのみを搭載する(イヤホンジャックはどうなるか不明)という説が主流となっています。
 
 
Source:CNET,USB-IF(PDF)
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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