Apple Watch Series 2の50m防水を実現した逆転の発想
9月16日に発売されるApple Watch Series 2 に装備された、待望の50m防水機能。その実現に使われた技術をご紹介します。
水深50mまで対応のApple Watch Series 2
Apple Watch Series 2では、水深50mまで対応の防水機能が装備されました。Apple Watchをフィットネストラッカーとして活用する方、とくにプールでも安心してApple Watchを使いたいユーザーに待望の防水実現となりました。
Apple Watchのような機器の、水に対する最大の弱点はスピーカーです。空気を振動させて音を出すというスピーカーの原理を逆手に取ったことで、Apple Watch Series 2の防水が実現しています。
水に弱いスピーカーを防水にした逆転の発想
それは、スピーカーで音を鳴らし、振動の力で水を排出する、という手法です。
#AppleWatch #series2 Swim sessions lock, blank screen. Dial Dig Crown & it wakes, blows out water from ? with audio! pic.twitter.com/Fz6imNHwWn
— Daniel Eran Dilger (@DanielEran) 2016年9月8日
空気を振動させる必要性ゆえに水に弱い、というスピーカーの特性を逆手に取った、まさに逆転の発想と言えます。
Appleがこの技術の特許を出願していたことは昨年11月にご紹介しました。
数多くの防水技術特許を持つApple
このほかにもAppleは、未来的な防水技術に関する特許を複数取得あるいは出願しています。
iPhone Maniaでも、水を検知すると小さな傘を瞬時に展開させる方法や、端子類の穴を自己修復させる方法などを使った特許情報をご紹介しています。
Source:Apple Insider
(hato)