Google、部品を自由に組み合わせる次世代スマホ「Project Ara」を放棄

    project ara google

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    様々な部品を好きなように組み合わせてカスタマイズできる次世代スマートフォン計画「Project Ara」が、Googleのハードウェア部門の再編に伴って頓挫したことが分かりました。

    5月にはプロトタイプの配布が報じられていたが

    2013年に計画が明らかとなった「Project Ara」は進展こそゆっくりでしたが、2015年には年内にも開発者向けがリリースされる予定であることや、プエルトリコで先行テストが開始されることなどが発表されていました。
     
    何度か延期が繰り返されながらも、5月には開発者向け会議のGoogle I/O 2016でデモが行われるとともに、年内にはプロトタイプを配布、翌年には一般発売する計画が述べられていたばかりでした。

    「驚くような話ではない」と専門家

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    しかし、当初はほぼすべてのモジュールを自由に組み合わせ可能だったはずの同プロジェクトは、気づけばCPU、GPU、アンテナ、センサー、バッテリー、ディスプレイは最初から固定されている仕様へと変更され、その存在意義が危ぶまれていたことは確かです。これは個々のモジュールを独立したパーツとして展開するとコストがかかるうえ、どうしても組み合わせるとかさばるという欠点を解決できなかったためです。
     
    TECHnalysis Researchのアナリストであるボブ・オドネル氏も、「Googleが同プロジェクトを中断したことは、驚くような話ではない」とReutersの取材に答えています。「失敗した科学実験だったということだ。そして彼らは前へ進んでいくだろう」

    ライセンス契約で他社が展開する可能性も

    とはいえ、部品を自由に着脱可能なスマートフォンという野心的な構想自体そのものは、完全に放棄されたわけではありません。
     
    同ニュースを報じたReutersは、Google自体はもうこのスマートフォンを市場に出すことはないだろうとしながらも、ライセンス契約などを通じてサードパーティー製としてリリースする可能性はある、と事情通のコメントを紹介しています。
     
     
    Source:ArsTechnica,Reuters
    (kihachi)

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