9月7日リリースのApple Watch 2、バッテリー増加も駆動時間は変わらない?

apple watch 2 バッテリー 駆動時間

apple watch 2 バッテリー 駆動時間
 
以前流出したリーク画像が正しければ、Apple Watch 2バッテリー容量が増加します。「時計」であるにもかかわらず、1日=24時間も駆動時間がないことに不満を覚えていたユーザーにとっては朗報でしょう。しかし、バッテリー容量が増加することは、必ずしも駆動時間の増加を意味しません。

バッテリー容量自体は増えるが

先日リークされた画像では、Apple Watch 2 42mmモデルのバッテリー容量が334mAh(1.28 Wh)となり、現行モデルの246mAh(0.94 Wh)より約36%増加することが確認されています。38mmモデルについては明らかになっていませんが、42mmと同程度には容量が増えるものと考えられます。
 
apple watch 2 バッテリー 駆動時間
 
となれば、現状では18時間しか持たないApple Watchの駆動時間が、2で大幅向上することに期待したくなりますが、ニュースサイト威锋网は、「(駆動時間は)20時間かせいぜい1日だろう」と見積もっています。

iPhoneの駆動時間を見れば一目瞭然?

その根拠は意外にも、Apple WatchではなくiPhoneにあります。下の図は、初代iPhoneからiPhone6までの駆動時間の推移を示したグラフです。
 
apple watch 2 バッテリー 駆動時間
 
図を確認すると、見事なまでにどのモデルも駆動時間が一定に抑えられていることが分かります。iPhone 3GSのバッテリー容量1,220mAhに対し、iPhone 6sは1,715mAhと、約40%増加していることを思えば、駆動時間も容量に比例してもう少し伸びても良さそうですが、実際には綺麗に水平線となっています。
 
一貫して変わらない理由は、バッテリー容量が増加したぶん、処理能力やその他の性能も向上していることにあります。確かにA9プロセッサやiOS9はiPhone6sの省電力化に大きく貢献していますが、駆動時間を大幅に伸ばすくらいなら、iPhoneの性能をもっと上げようというのがAppleの考えです。

新機能と省電力化の狭間で

したがって、Apple Watch 2についても同じ理由で、一部で期待されているほど駆動時間は大きく伸びないだろうというのが威锋网の見立てです。
 
事実、Apple Watch 2はGPSや気圧計など今まで以上に電力を消費しそうな機能が搭載されると言われています。もちろん、CPUは16nm FinFETプロセス技術を用いて小型化・省電力化を試みた「S2」ですし、watchOS 3ではスムーズな処理が可能とされているので、一概にバッテリーを大きく消耗するばかりではありません。
 
なおApple Watch 2の発表は、iPhone7と同じ9月7日のスペシャルイベントで行われる見込みです。
 
 
Source:威锋网
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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