マニア垂涎の「Apple I」稀少モデル、8,000万円超えで落札
オークションサイトCharityBuzzに出品されていた、Apple Iの中でも特に珍しい「Celebration」モデルが、最終的に81万5,000ドル(約8,150万円)で落札されました。
MacRumorsによれば、オークションがクローズする前の数分間、入札価格が120万ドル(約1億2,000万円)に達しましたが、寸前にその入札は取り下げられたようです。
Celebrationモデルは「芸術作品」
製造数200台、現存するのは60〜70台しかないとされる、スティーブ・ジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏が初めて製作したApple Iのなかでも、特に稀少なこのCelebrationモデルは、他のApple Iとは異なるカスタマイズ可能な電子回路基板(ブランクPCB)を搭載しています。
残念ながら実際に動作はしませんが、多少の修理を加えれば完全に機能する、と見られています。ただし歴史学者のコーリー・コーヘン氏は、手を加えるとこの電子回路基板の特徴が損なわれるため、ひとつの芸術作品としてそのまま保存してほしい、と訴えています。
収益金の10%は寄付
Apple IのCelebrationモデルは、保存状態もよいことから、100万ドル以上で落札されるとの予測も出ていました。
オークション収益金の10%は、CharityBuzzよりLeukemia & Lymphoma Societyに寄付され、白血病やリンパ腫の研究および患者の支援に役立てられます。
Source:MacRumors
(lunatic)