Google、iOSとAndroid対応ビデオ通話アプリ「Duo」リリース

    Google Duo

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    Googleが現地時間15日、iPhoneとAndroidスマートフォンの両方で使える、ビデオ通話アプリ「Google Duo」をリリースしました。

    1対1のビデオ通話機能のみのシンプルアプリ

    Duoは1対1のビデオ通話に特化したシンプルなアプリで、必要なのは電話番号のみです。Duoアプリにサインアップすると、アプリはスマートフォンのSIMで電話番号を確認、確認終了のテキストメッセージが送られてきます。たったそれだけです。
     
    そのためDuoはスマートフォン以外では使うことができません。1対1の通話のみで、複数で同時に話すビデオ会議にも対応していません。
     
    通話が途切れないことを最重視しており、回線帯域が限られているときは動画の品質を落とします。移動中はWi-Fiとセルラー回線を自動的に切り替え、途中で通話が切れないようにします。

    ユニークな「Knock Knock」機能

    Duoの最大の特徴は「Knock Knock」という機能です。電話がかかってくると、電話を取って答えるまで、かけてきた相手のライブ動画が表示されるという新しいものです。つまり相手がなかなか電話にでてくれなければ、面白い顔を作ったりして、早く電話に出てもらうようにする、といったことも可能です。ただしこの機能はAndroid限定で、現時点ではiPhoneでは使えません

    Google Hangoutsは企業ユーザー向けに

    Googleは5月の開発者向けイベントで2つのアプリを発表していますが、Duoはそのひとつです。もうひとつのAI(人工知能)によるテキストメッセージアプリ「Allo」は、いつリリースされるのか発表されていません。
     
    米メディアThe Vergeは、AlloもDuoもGoogleの「Hangouts」を置き換えるものではなく、Hangoutsは今後企業ユーザーをターゲットとし、先述の2つのアプリはコンスーマー向けと、住み分けをしていくのではないか、と分析しています。
     
    Duoは現時点では英語版のみですが、数日中に様々な言語バージョンがリリースされる見通しです。
     
     
    Source:Official Google Blog,The Verge
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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