アップル、オリンピックに合わせて新CM「Human Family」を公開

アップル オリンピック CM

アップル オリンピック CM
 
アップルが「iPhoneで撮影」シリーズのコマーシャル、「Human Family」を新たに公開しました。オリンピックに合わせ、人類の多様性と平等を訴えた内容となっています。

アップルならではのコマーシャル

人類には著しい違いがあることに気づく。

動画の出だしはこんなナレーションで始まります。アップルが公開した新コマーシャル「Human Family」では、人種差別の是正に大きく貢献したアメリカの詩人Maya Angelou氏の詩が、多種多様な人種の写真とともに朗読されます。

7つの海を渡り、すべての陸地に泊まった。世界の驚異を目にし続けてきたが、まだ“普通の人間(one common man)”にはお目にかかっていない。
 
ジェーンやメリー・ジェーンという名前の女性を1万人は知っているが、1人としてまったく同じ人間はいなかった。

顔、家族、肌の色、大きさ、年齢、地域、そして画像のサイズまで多種多様ですが、これらは皆iPhoneで撮影された写真という点で共通しています。
 
リオ・オリンピックに合わせて本動画が公開されたのは、オリンピックが国と国とが代表を選出して闘うだけでなく、多様な人間たちが五輪のもとに結束するという側面を持っているからでしょう。
 
これについては、アナリストのJan Dawson氏も「アップルのオリンピック広告は、今世界で(そして特にアメリカで)起きていることへのいい解毒剤だ」と賛同を惜しみません。多様性の維持マイノリティの権利尊重を強く訴え続けているアップルならではのコマーシャルと言えますね。
 
そして動画は、こんな文で締められています。

私たちは異なるところよりも、友よ、似ているところの方が多いのだ。

 
 

 
 
Source:ADWEEK
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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