iPhoneが突如爆発!シドニーの男性が大やけど
自転車に乗っていたら、半パンのうしろポケットに入れていたiPhoneが爆発。オーストラリア・シドニー在住の男性が大やけどを負いました。
第3度の大やけど
Sydney Morning Heraldによれば、ギャレス・クリアさん(36)は現地時間7月31日の午後、いつものように自転車でサイクリングを楽しんでいました。うっかりペダルから足を滑らせて転倒、自転車を起こし、再び乗ろうとした時、事件が起きました。
半パンのうしろポケットから煙が上がるのが見えたと思った瞬間、右足の太ももにとてつもない痛みと熱が走ったのです。病院へ搬送されたクリアさんは第3度のやけどを負っており、皮膚移植が必要との診断を受けました。
衝撃に弱いリチウムイオン電池
オーストラリア公正取引委員会(ACCC)によると、携帯電話のバッテリーによる負傷は、毎年1、2件報告されており、クリアさんの件は現在調査中とのことです。
リチウムイオン電池メーカーは、携帯電話など家電製品の小型により、小型化と同時に寿命と持ちを伸ばすという課題に挑戦し続けてきました。しかしその一方で、ACCCによれば「リチウムイオン電池は物理的な衝撃に弱く、非常に薄いセパレータにダメージを受ける可能性がある」という問題を抱えています。
衝撃を受けるとそれが引き金となり、発火したり爆発したりする可能性があるのです。ACCCは、物理的な衝撃を受けやすいポケットには、携帯電話を入れないよう警告しています。
不具合率は1,000万分の1
2011年には、オーストラリアのリズモア発シドニー行きの飛行機の機内で携帯電話が発火するという騒ぎが起きました。のちの調査の結果、スクリーンの交換時にネジの位置を間違えたためにバッテリーケースに穴が空き、回路がショートしたためと判明しています。
ただしCNETによれば、リチウムイオン電池に不具合が生じる確率は1,000万分の1と非常に低いとのこと。年間60億個の電池が生産されていることから計算すると、年間平均600個程度の電池に不具合が発生していることになります。
@tim_cook @AppleNewsAU @AppleNewsUK iPhone exploded in back pocket after bike fall. Skin graft surgery required pic.twitter.com/QG26cuLYXH
— Gareth Clear (@gareth_clear) 2016年7月31日
Source:Sydney Morning Herald
(lunatic)