今年のiPhone出荷台数は12%減、来年は10%回復〜アナリスト予測
Barclays証券のアナリスト、マーク・モスコウィッツ氏が、2016年通年でのiPhone出荷台数予測を引き下げ、前年対比で12%減となると発表しました。
今年、来年ともに予測数字を引き下げ
同氏は現地時間15日、投資家らに配布したメモの中で、2016年4〜6月期のiPhone出荷台数予測を当初の4,090万台から3,990万台へ、7〜9月期の予測を4,660万台から4,390万台へ引き下げると述べています。
またモスコウィッツ氏は2016年での出荷台数予測についても2億1,210万台から2億370万台へ、2017年通年の予測についても2億3,380万台から2億2,440万台へと引き下げました。
同氏の予測が正しければ、2016年通年でのiPhone出荷台数は前年対比で12%減、ただし2017年については10%回復する、ということになります。
メガヒットはiPhone8まで望めない?
モスコウィッツ氏はスマートフォン市場全体の低迷を理由に、Appleの目標株価を121ドル(約12,700円)から115ドル(約12,100円)へと引き下げました。
Appleの株価については、9月のiPhone7発表後には上昇するだろうというのが同氏の見方です。ただし前回のiPhone6のような「メガヒット」は、来年の大幅デザイン変更が見込まれる「iPhone8(iPhone7s)」の発売まで期待できないと述べています。
iPhone8については全面をOLEDまたはAMOLEDの曲面ディスプレイが覆い、カメラやホームボタンが埋め込まれるとの噂もあります。
Appleは7月26日に、4〜6月期の業績発表を行う予定です。
Source:AppleInsider
Photo:Martin Hajek
(lunatic)