iPhoneをアリゲーターから奪い返した男が現れる―フロリダ

    iphone ワニ アリゲーター フロリダ

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    自分の身を危険に晒しても助けたいものがある――人によって、それは家族だったり、財布だったりと色々です。しかし、iPhoneだったら?しかもそれが、アリゲーターに食べられるかもしれないという状況だったら?

    思い出が一杯のiPhone

    フロリダのケープコーラルで、一人の男性がとある動物と決死の覚悟で向かい合っていました。彼は、24歳のアントニー・ラリモアさん。相手は全長2.5メートルのアリゲーターです。
     
    彼がアリゲーターから取り返そうとしているのはiPhoneです。彼女のiPhoneを使って、Facebook Liveで500人以上の友達に現場を実況していたところ、誤って遊歩道に落としてしまい、そのままあろうことかアリゲーターの隣に転がっていってしまいました。
     
    ラリモアさんがセルフィースティックで何とか陸地まで引き寄せますが、iPhoneにつられてアリゲーターまでもがついてくる羽目に。
     
    先日には同じくフロリダで少年がアリゲーターに食べられてしまう事件があったこともあり、さすがに諦めても良さそうなものですが、彼らにはこのiPhoneを何としてでも取り返したいという思いがありました。なかには10ヶ月になる愛する息子の写真が詰まっていたのです。「iPhoneの中にある写真のことを思ったら、諦めて離れたくないって思ったの」と彼女は語ります。

    最終的には奪還に成功するも…

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    こうしてラリモアさんが必死で苦闘を続けていると、周りには次第に人だかりが出来てきました。周りがアリゲーターの注意をそらし、その間に彼がiPhoneを回収するという作戦も無駄に終わります。それどころか、返すつもりはないと言わんばかりに、iPhoneの上にのしかかってしまいました。
     
    こうなってはもうお手上げ。見物人もiPhoneのことを忘れるようラリモアさんに勧めます。しかし、10ヶ月になるノーランくんの思い出が消えてしまうのかと思うと、やはり居ても立っても居られず、結局1時間以上もアリゲーターとの格闘を続けました。
     
    アリゲーターが苛立ち始め、ラリモアさんに噛み付こうとするクセに注目した彼らは、腕を右に振って気を逸らすことで、最終的にiPhoneを回収することに成功します。取られたことが悔しかったのか噛み付こうとしてきますが、彼がじっとアリゲーターを見つめながらゆっくりと退却すると、襲ってくることはありませんでした。
     
    遊歩道に戻るとメガネを外し、その場に突っ伏したラリモアさん。彼の手にはしっかりとiPhoneが握りしめられていました。
     
    しかし、想像もつかないオチが待ち受けていました。「でも電源が入らなかったんだ」と苦笑気味に話すラリモアさん。「意味不明だよ」
     
    水没であれば、乾燥させることで復活する場合も多々あります。決死の覚悟で取り戻した愛息子の写真に、再び出会えることを願っています。
     
     
    Source:News Press,Daily Mail
    (kihachi)

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