日本はモバイル通信速度で世界17位、固定回線では7位!

    akamaiデータ

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    2016年第1四半期における、世界各国のインターネット通信状況のレポートが公開されました。国別でモバイル通信速度を比較すると、最速はイギリス、日本はロシアと同じ17位でした。

    モバイル回線世界最速はイギリス、日本は10.0Mbpsで17位

    アメリカのインターネットコンテンツデリバリネットワーク企業、アカマイ・テクノロジーズ社は現地時間6月29日、2016年第1四半期における世界各国のインターネット回線状況等についてのレポートを公開しました。
     
    世界74の国と地域について、モバイル通信の回線速度を調査した結果、イギリスが27.9Mbpsで前回の調査に引き続き世界トップとなり、以下ベルギー19.4Mbps、ノルウェー18.1Mbpsなどと続きます。
     
    日本は10.0Mbpsで、ロシアと同じ17位でした。日本の速度は、前回調査の9.9Mbpsからほぼ横ばいですが、順位は前回の12位から5位後退しています。
     
    モバイル回線速度 Q1 2016

    モバイルデータ通信量、前年同期比60%の伸び

    世界のモバイル回線での通信量について、2010年第4四半期(Q4 10)から2016年第1四半期(Q1 16)の推移を示したのが以下のグラフです。縦軸は月当たりのデータ量を示し、単位はペタバイトです。
     
    モバイルのデータ通信量の伸びが続いており、直近の2015年第4四半期からは9.5%、前年同期比では60%の伸びを記録しています。
     
    トラフィック Q1 2016

    固定回線でトップは韓国、日本は18.2Mbpsで7位、前回から3ランクダウン

    固定インターネット回線の速度を国別に比較すると、韓国が前回同様トップで29.0Mbps、以下ノルウェー21.3Mbps、スウェーデン20.6Mbpsなどと続き、日本は18.2Mbpsで7位でした。
     
    固定回線速度 Q1 2016
     
    日本は、速度は前回の17.4Mbpsから4.6%の伸びを見せましたが、順位は前回の4位から後退し、香港、スイス、ラトビアに抜かれています。

    IPv6の普及率トップはベルギー、日本は10位

    IPv6のトラフィックに対する普及率は、ベルギーが36%でトップ、日本は8.6%で10位でした。
     
    IPv6 Q1 2016

     
     
    Source:Akamai
    (hato)

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