Apple、人気ラッパーJay.Zが経営のTidalと買収交渉か

Appleが、ストリーミング音楽配信サービスTidalの買収に向けた交渉にあたっている、と報じられています。Apple Musicの魅力向上につなげたい考えとみられます。
Apple、Tidalと買収交渉
Appleが、人気ラップミュージシャンのJay.Zが経営するストリーミング音楽配信サービスのTidalの買収交渉をしている、と 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じています。
買収が実現しない可能性はあるものの、AppleはTidalが持つ、カニエ・ウエストやマドンナといった人気ミュージシャンとの関係の強さをApple Musicの魅力向上につなげたい模様です。
人気ミュージシャンと強いつながりを持つTidal
Tidalは、Jay.zがスウェーデン企業Aspiroから5,600万ドル(約56億円)で2015年3月に買収し、翌月にTidalのブランド名でサービスを開始しており、多くの人気ミュージシャンとの関係を活かしたビジネスを展開しています。
Tidalの広報担当者はウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、Appleと交渉はしていない、と語っています。
世界46カ国でサービスを提供
Tidalは世界46カ国で、4,000万曲の音楽と9万本のビデオの配信サービスを提供していますが、日本ではサービスを開始していません。アメリカでは30日間の無料トライアル期間後、月額9.99ドル(約1,000円)の有料サービスと、ハイレゾ音源が聴ける月額19.99ドル(約2,000円)のHi-Fi会員の2種類の会員制度をとっています。
Source:The Wall Street Journal
(hato)