2016年第1四半期はiPhone好調、Android不調の構図

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    IT専門調査会社 IDC Japanは本日、「2016年第1四半期 国内携帯電話・スマートフォン市場実績値」を発表しています。
     
    国内のスマートフォン出荷台数が減少する中、iPhone販売好調を記録するなどの結果となっています。

    ベンダー別携帯電話機シェア、Appleは約半数を獲得

    このところ、国内外で携帯電話の市場飽和が叫ばれていますが、携帯電話(フィーチャーフォン)とスマートフォンを合算した2016年第1四半期の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比12.1%減の806万台となり、4四半期期連続のマイナス成長となりました。IDCは今回のマイナス成長について、国内通信事業者がAndroid端末の在庫調整を実施したことに起因したものと説明しています。
     
    iPhone Android 販売数
     
    iPhone Android 販売数
     
    そうした状況の中で、Appleは前年同期比12.3%増となる400万台のiPhoneを出荷しています。これは同期間における国内携帯電話市場の約半数を占めるシェアで、スマートフォン市場に限ったシェアは6割を超える結果となっています。
     
    なお、IDCは今後の展開について、「2016年第2四半期(4~6月)は、(新製品の出荷により)Android端末が出荷台数を伸ばすと考えられる。一方、iPhone SEは好調を維持しアップル全体を下支えしており、iPhoneの落ち込みは限定的になるであろう」としています。
     
    通常、iPhoneは新製品の発売(第3四半期)前となる第2四半期は販売数を落としますが、3月に発売したiPhone SEが継続的に支持され、そうした傾向から解き放たれるという見方で、今後の動きに注目です。
     
     
    Source:IDC Japan
    (クロス)

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