2016年の世界スマホ出荷は3.1%の低成長、iPhoneは初のマイナス!IDC予測

iPhone6s

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調査会社のIDCは、世界のスマートフォンOS別出荷台数予測を発表しました。2016年はAndroidの市場シェアが83.7%に上昇する一方、iPhoneは初のマイナスとなることが予測されています。

2ケタ成長続けてきた世界のスマホ出荷台数が減速、3.1%の安定成長に

IDC-2016スマートフォン出荷台数予測
 
IDCが現地時間6月1日に発表した、スマートフォンの出荷台数予測によると、2016年のスマートフォン出荷台数は全世界で14億8,250万台と、前年比3.1%の伸びが予測されています。
 
これは、2014年に前年比27.8%、2015年に10.5%と2ケタ成長を続けてきたスマートフォン市場が安定成長期に入ったと見ることができます。
 
IDCは、アメリカ、西欧、中国といった大型マーケットでスマートフォン出荷が軒並みマイナス成長となり、特に日本ではマイナス6.4%、カナダではマイナス6.9%の落ち込みとなると予測しています。
 
スマートフォンの中でも、ファブレットと呼ばれるiPhone6s Plusのような大型モデルは順調で、2019年までは2ケタ成長が続き、2020年には9.2%に減速すると見られています。

iPhoneは2016年に初のマイナス成長!?

OS別にみると、Androidスマートフォンの出荷台数が12億4,050万台と、世界の83.7%を占め、iOSを搭載するiPhoneの2億2,680万台を大きく上回ります。Androidが6.3%のプラス成長なのに対し、iPhoneはマイナス2.0%と初の減少となる見込みです。市場シェアはAndroidが83.7%、iPhoneが15.3%と推計されています。
 
2020年には、世界のスマートフォン出荷台数は18億3,970万台と予測されており、そのうちAndroid端末が15億6,530万台(85.1%)、iPhoneが2億6,710万台(14.5%)と、それぞれ前年比5.3%、3.5%の成長となると見られています。

初のマイナス成長となったiPhone、2017年にはプラスに転じる

iPhoneの出荷台数は2016年に初のマイナスと予測されていますが、アメリカで開始されているアップグレードプログラムや手頃な価格でAppleの予想外のヒットとなっているiPhone SEの効果が出て、2017年以降にはプラス成長に持ち直すとIDCは予測しています。
 
iPhoneの出荷台数のうち、iPhone6s Plusのような大型スクリーンを持つモデルが占める割合は、2016年の26%から2020年には32%にまで拡大すると予測されています。

 
 
Source:IDC
(hato)

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