Appleが顔認識で操作可能なホームインテリジェントシステムを計画?
Appleが、ユーザーの顔を識別、事前に設定した音楽を自動的に流したり、その人の好む明るさに照明を調整したりすることが可能な、ホームインテリジェントシステムの導入を計画しているようです。米CNETがAppleの関係者筋の話として報じています。
Alexaで一歩先をいくAmazon
家庭内の様々な電化製品をつなぎ、1つの端末から制御可能にする技術には注目が集まっており、複数の企業が参入しています。
なかでもAmazonは、クラウドベースの音声認識サービスAlexaを中心に、これを搭載した音声アシスタント端末Amazon Echoなどでスマートホーム市場に攻勢をかけています。ただしEcho、そしてGoogleがこのほど発表したスマートスピーカー「Google Home」も、あくまで音声コマンドによる操作となっており、カメラは搭載していません。
これに対しAppleがリリースを計画している製品は音声コマンド(Siri)による操作だけでなく、カメラ搭載により顔認識も可能だとのことです。
立ちはだかるカメラとプライバシーの問題
ただしカメラの搭載はプライバシー侵害の懸念もあり、これまで他社からも何度か案は浮上しているものの、実現には至っていません。カメラに始終見張られているのは気分が悪い、という意見が多いためです。
CNETによれば、Intelはカメラ搭載TVボックスのリリースを計画していたものの、コスト高や抗議の声を受け、結局製品化を断念。事業そのものをVerizonに売却しています。
Appleについても現時点ではあくまで計画の段階であり、カメラが外される、あるいは製品化案そのものが白紙撤回される可能性もあると、CNETは述べています。
Source:CNET
(lunatic)