Apple、日本市場において初の出荷台数前年度割れを記録
国内でモバイルマーケティングを展開してるMM総研が「2015年度通期国内携帯電話端末出荷概況」を発表しています。
スマートフォンシフトが顕著に
2015年度通期の携帯電話端末総出荷台数は前年比5.6%減の3,658.5万台となり、4年連続で減少しました。スマートフォン出荷台数は2,916.5万台(2.9%増)となり、2012年度の2,972万台をピークに2年連続で減少してましたが、3年振りに増加に転じたことが伝えられています。総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は79.7%(6.5ポイント増)となりました。
Apple、日本市場ではじめて出荷台数前年割れを記録
2015年度のメーカー別出荷台数シェア1位はAppleで、2012年度以降4年連続1位を獲得しています。その総出荷台数に占めるシェアは41.9%、スマートフォン出荷台数シェアは52.5%となっています。
ただし、Appleは日本でiPhoneを発売開始した2008年以降、6年連続で増加し続けてきましたが、2015年度はわずかながら初のマイナス成長となりました。
Appleの出荷台数が伸び悩んだ要因は携帯料金タスクフォースの議論により、大手キャリアによる過剰なインセンティブ施策が制限された結果と分析されています。携帯電話会社を乗り換えるMNPを中心に、一括ゼロ円販売やキャッシュバックの恩恵を最も受けていたiPhone需要が僅かながら減少したことが予想されます。
なお、この影響は次期モデルにおいて、より顕著に出る可能性がありますが、大手キャリアがどのような対策を練ってくるのかに注目が集まります。
なお、携帯電話総出荷台数シェア2位はソニー、以降、3位 シャープ、4位 京セラ 351.4万台、5位 富士通の順となっています。
Source:MM総研
(クロス)
iPhone Mania編集部
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