Apple「iTunesが勝手に音楽を削除する」問題対策のためiTunesを更新

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    iTunesユーザーが苦情を申し立てていた「iTunesがコンピュータ内の音楽ライブラリから勝手に楽曲を削除する」問題に対処するため、Appleは来週初めにも、安全対策を盛り込んだiTunesをリリースすることを明らかにしました。

    発端はユーザーの訴え

    事の発端は、フリーランス作曲家のJames Pinkstone氏による、iTunesが氏のPC内に保管されていた、オリジナルの作品を含む122GB分の楽曲を許可なく削除したという、自らのブログにおける訴えでした。Appleのカスタマーサポートと話をしたPinkstone氏は、原因がApple MusicとiTunesの音楽ファイルの扱い方にあるとの結論に至ったとのことです。
     
    氏はApple Musicが彼のライブラリをスキャンし、マッチング作業を行った際に、パソコン内のローカルファイルを自動削除したのだろうと推測しています。
     
    しかしこの推測についてはメディアやユーザーから、iTunesの楽曲マッチングシステムは、ユーザーの許可なくローカルファイルを削除しない、との指摘も上がっています。

    楽曲削除問題の原因はいまだ不明のまま

    Appleはこの問題について、「The Loop」にコメントを提供しました。以下、全文の翻訳を掲載します。

    「極々少数ではありますが、コンピューターに保存していた音楽ファイルが、許可なく削除されたという報告が、一部のユーザーから上がっています。音楽がお客様にとって非常に重要であると認識しており、これらの報告は真摯に受け止めています。我々のチームは問題の解明に取り組んでいます。まだ問題の再現はできていませんが、さらなる予防手段を盛り込んだアップデート版のiTunesを、来週早々にリリースします。削除問題が起きた場合、AppleCareにコンタクトして下さい」

    Pinkstone氏の問題の原因は不明ですが、Appleのサポートコミュニティフォーラムでは、最新のiTunesのバグではないかという指摘も上がっています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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