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iPhoneロック解除問題で、FBIがアップルに対してiOS内に発見された脆弱性の公開を拒否する構えを見せたことは先日お伝えしましたが、4月14日にFBIが同社に別の脆弱性を報告していたことが分かりました。ところが、この脆弱性はすでにアップルが9ヶ月前に対策済のものでした。
政府当局によってプログラムに脆弱性が発見された場合、該当企業に向けて公開を要請するアメリカ政府のガイドライン「Vulnerability Equities Process(通称VEP:脆弱性公平プロセス)」に従うことをFBIが拒もうとしていることを先日お伝えしたばかりですが、米メディアのロイターによると4月14日の時点で、iOSとOS Xに発見された欠陥をFBIが同社に報告済であったことが判明しました。
しかしながら、アップルに報告されたものは、決してiPhoneロック解除問題で話題となっている、ハッカーに発見された脆弱性ではなく、すでにアップル自身が気づき9ヶ月も前にiOS9とOS X El Capitanで修正済のものでした。
FBIとしてはアップルに対して「VEPに従うこともやぶさかではないよ」と恩を売りたかったのかもしれませんが、実際にはiOSの最新情報に通じていないことを自ら露呈する結果になってしまっただけという、なんとも間の抜けたオチとなってしまいました。
Source:iPhone in Canada
(kihachi)
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