電話、録音…見た目は子供、中身は大人な驚異のスマートウォッチがXiaomiから登場
Xiaomiは4月26日、新たに児童向けスマートウォッチ「米兔儿童电话手表(MiTu児童電話ウォッチ)」を299元(約5,400円)で発売します。
子供を持つすべての親たちへ――素晴らしい機能の数々
「米兔儿童电话手表」と題された本時計は見た目こそ子供向けのおもちゃですが、中身は独立した通話機能、GPS、Wi-Fi、重力感知器、緊急アラート搭載と、大人向けのスマートウォッチ顔負けの性能を有しています。
具体的には、スマートフォンのアプリであらかじめ設定した安全区域(学校や家の近所)や通学路を逸脱するとすぐに親に通知が行く機能をはじめ、子供の移動記録を3か月分記録、危険が差し迫った時は電源ボタンを長押しすることで救助信号が親に送られるほか、7秒間周囲の音を録音してしまうという親心を完璧なまでに理解した優れものです。
そして、他の高額なスマートウォッチ顔負けなのが、独立した通話機能を搭載している点です。スマートウォッチ内には最初から独自SIMが埋め込まれており、1分毎に0.1元(約2円)の通話料金がかかります。使わない限りは費用を請求されることもなく、最初から10元(約20円)がチャージされています。
なぜか一般向けより子供向けが先に出るという展開
これだけの機能を搭載していながら、バッテリーは通常使用で6日間も稼働するというのですから、一般のスマートウォッチは一体何なのかという暗澹たる気分にさせられますね。
ちなみにこれまでXiaomiはウェアラブル「Mi Band」こそあれど、スマートウォッチは展開していませんでした。それだけに世界中の「米粉(MiFen:Xiaomi製品のファンを指す)」が今頃、「なんで子供向けが先に出るんだよ?」と突っ込んでいる光景は想像に難くありません。
なお、Xiaomi独自OSのMIUIに最適化された造りとなっていますが、先述した「MiBand」がiOSでもアプリをインストールすることで稼働するように、この「米兔儿童电话手表」も入手さえ出来れば、日本のiPhoneでも使用可能と思われます。
Source:cnBeta
(kihachi)