Facebook、チャットボットとライブ動画APIを発表
Facebookは現地時間12日、「Facebook F8開発者会議」において、メッセンジャープラットフォーム向けにチャットボットを発表しました。
チャットするのと同じ感覚で注文などが可能に
Facebookはチャットボットを、企業がカスタマーサービスやEコマース案内などを自動化するツールとして位置付けています。
たとえばユーザーがメッセンジャーで「レストランを予約できますか?」というメッセージを送信すると、レストラン側は画像、リンク、コールトゥーアクションボタンなどを含めた「Structured Messages(構造化されたメッセージ)」を、ボットによって自動返信します。ユーザーはそのメッセージに含まれたリンクをクリックしたり、メッセージをスワイプしたりして、予約を完了できるという仕組みです。
人工知能(AI)と自然言語処理技術などにより、ユーザーは友達とチャットするのと同じ感覚で、メッセンジャーボットと会話ができるとのことです。
F8ではマーク・ザッカーバーグCEOが、「1-800-Flowers」にメッセンジャーでテキストを送り、花を注文するというデモンストレーションを行いました。
ライブ動画API
またFacebookはライブ動画機能をあらゆる端末に搭載可能とするライブ動画APIを発表しました。F8ではドローン開発企業DJIが、ドローンからのライブ動画をストリーミングするデモが行われています。
この他にも、サードパーティーのアプリやサービスにFacebookアカウント経由でサインインする際に、ユーザー名やパスワード入力不要で電話番号だけでサインインできるようにする「Facebook Accounts」や、サードパーティーのWebサイトに設置しておくと、ユーザーが押しただけでFacebookのフィードページに保管され、あとで閲覧できる「Saveボタン」などの新機能が開発者向けに公開されました。
Source:TechCrunch,MacRumors
(lunatic)