FBIがiPhoneのロック解除方法を議員に伝える!暗号化制限法案の提出を後押しか

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FBIが、iPhoneのロック解除方法を上院議員に伝えており、暗号化を制限する法律の提出に向けて動いている模様です。

FBI、暗号化制限法案提出に動く議員にiPhoneのロック解除方法を伝える

FBIが、アメリカ民主党のDiane Feinstein上院議員にiPhoneのロック解除方法を説明しており、共和党のRichard Burr上院議員にも近日中に説明の約束を取っていると複数の米メディアが報じています。
 
両議員とも、スマートフォンなどの暗号化を制限する法案の提出に動いていることから、FBIとしては法案提出を後押しする意向があると見られます。

iPhone5s以降のモデルでも通用する方法かは不明

今回、FBIがロック解除に取り組んだのは、昨年12月にカリフォルニア州で発生したテロ事件の容疑者が持っていた指紋認証に対応していないiPhone5cであり、暗号化が強化されたA7プロセッサを搭載したiPhone5sや、以降のモデルで同様の方法が使えるのかは不明です。
 
FBIは、ロック解除の方法をApple側に伝えるつもりがないと表明しているように、手法を知ればAppleなどのテクノロジー企業が暗号化をさらに強固にすることを警戒する姿勢を見せていることから、今後、手法を伝える範囲は限定されると考えられます。

急転直下で幕切れ迎えた法廷闘争

テロ事件の容疑者が持っていたiPhoneのロック解除要請をAppleが断固拒否したことで対立は法廷に持ち込まれたものの、公聴会の直前にFBI側が「Appleの支援なしでロック解除できる方法を入手した」として提訴を取り下げ、急展開で幕切れを迎えました。
 
FBIを支援したのは、日本のサン電子の子会社ではないか、と噂されていますが、詳細は明かされていません。

 
 
Source:The Verge
(hato)

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