国別のモバイル通信速度、日本は世界12位!

世界のインターネット通信の状況についてのレポートが発表されました。国別のモバイル通信速度では、最も速いのはイギリス、日本は世界12位でした。世界でデータ通信量が急速に伸び続けていることもわかります。
世界のモバイル平均速度、日本は9.9Mbpsで12位
アメリカのインターネットコンテンツデリバリネットワーク企業であるアカマイ・テクノロジーズ社は現地時間3月22日、世界各国のインターネット回線状況等についてのレポートを公開しました。
2015年第4四半期における、72の国・地域を対象に調査した世界のモバイル平均回線速度で、トップはイギリスの26.8Mbps、日本は9.9Mbpsで12位となりました。
最高速度の平均では、オーストラリアが153.3Mbpsでトップ、日本は112.2Mbpsで2位となりました。
モバイルデータ通信で4Mbpsを上回る率が世界で最も高かったのはオーストラリアとフィンランドがともに99%でした。日本は81%で、台湾、ハンガリーと並んで22位となっています。
世界のモバイルデータ通信量、5年で約20倍に!
世界のモバイル回線での通信量について、2010年第4四半期(Q4 10)から2015年第4四半期(Q4 15)の推移を示したのが以下のグラフです。縦軸は月当たりのデータ量を示し、単位はペタバイトです。
音声の通信量はほぼ横ばいなのに対し、データ通信量は2010年から加速度的に伸び続け、5年間で約20倍となっています。iPhoneなどスマートフォンの急速な普及による通信量の増大がはっきりと分かります。
固定ブロードバンド回線速度、世界トップは韓国。日本は4位
レポートでは、固定ブロードバンド回線の状況についても詳しく分析されており、国別の固定回線の平均速度では、トップは韓国の26.7Mbps、日本は17.4Mbpsで4位でした。なお、全世界の平均速度は5.6Mbpsでした。
Source:Akamai
(hato)