急展開!FBI「Appleの支援不要でiPhoneのロック解除可能」と発表

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    iPhoneのロック解除をめぐる、AppleとFBIの戦いに急展開がありました。FBIは、Appleの協力がなくてもiPhoneのロック解除をできる手法を入手した、と発表しました。

    FBI、Appleの支援不要でiPhoneのロック解除可能にする新手法?

    現地時間3月21日、FBIは「Appleの助けを借りなくても、テロ事件容疑者のiPhoneのロックを解除できる可能性が出てきた」として、翌日3月22日に予定されていた公聴会を4月5日に延期することを申し出ました。
     
    FBI側にもたらされた新たな手法について、詳細は明らかにされていませんが、新手法が有効なものかは未確認であり、有効でなかった場合、再度Appleに協力要請がなされるもようです。
     
    iPhone SEなどが発表された21日のスペシャルイベントで、Appleのティム・クックCEOはプライバシー保護を貫く姿勢を改めて強調していました。新手法の有用性も未確認の状態でのFBI側の突然の動きには、今後も注目が集まります。

    Appleの協力求めるFBIの動きに専門家から疑問も

    FBI側は、昨年12月にカリフォルニア州で発生した銃乱射テロ事件の捜査のため、容疑者が持っていたiPhone5cのロックを解除できる「特別なソフトウェア」の提供をAppleに求め、Appleがこれを断固拒否して争いの行方が注目されていました。
     
    しかしながら、連邦捜査機関であるFBIがAppleの支援がないとiPhoneのロック解除ができない、という主張に疑問を表明する専門家もいました。
     
    セキュリティソフトで知られるマカフィーの創業者のジョン・マカフィー氏は「私なら3週間で解除できる」と発言したほか、エドワード・スノーデン氏はFBIの命令に事件捜査以外の目的があることを示唆する発言をして話題となっていました。

     
     
    Source:re/code
    (hato)

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