そのケースは防水?防滴?誤った表示や利用でスマホが壊れるケースも

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    スマートフォンは今や我々にとって、切っても切れない関係性に深化しています。なかには、バスタイムにもスマートフォンを持ち込んで操作しているという方もいるのではないでしょうか?
     
    水辺でスマートフォンを使用する場合、防水スマートフォンではないのであれば、防水に対応したケースの存在が必要不可欠となりますが、ケースのスペックについてしっかりと読んだり、そのスペック情報がしっかりと信用できるものか判断しないと、スマートフォンが壊れるという最悪のケースもあり得ます。

    国民生活センター調査:防水謳い、実は防滴というケースも

    国民生活センターが、「防水を謳ったスマートフォンのケースをプールで使用していたところ、水が浸入しスマートフォンが故障した。水が浸入した原因を調べてほしい」という調査依頼を受け、真偽の程を確かめています。
     
    同センターによると、相談者が使用したケースは、商品名に「Waterproof」(防水)という言葉を含んだスマートフォン用ケースで、長手方向(縦)に二重のファスナーがある商品でした。相談者は二重ファスナーを閉めて首にかけ、下の部分が水に浸かった瞬間、水がケース内に浸入し、スマートフォンに水が付いたとのことでした。
     
    外観を調査したところ、ケース本体に穴や接合部の破れなど、水が浸入するような損傷箇所はみられず、また開閉部の二重のファスナーにも損傷はみられませんでしたが、外側のファスナーを閉めると、スライダーと接合部の間に隙間が見られたと報告しています。
     
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    同センターは相談者からの申し出に沿って、ケース本体の開閉部を開けてスマートフォンの模型を入れてからファスナーを閉め、開閉部を端から端までなでるように3往復なぞって開閉部を密着させた後に、水の張った水槽にケース本体の下半分を水没させて、水が内部へ浸入するのかを確認しました。その結果、当該品と同型品(3個)の全てで、水が内部へ浸入したとしています。その様子は以下の画像を確認すると明らかです。
     
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    防水に関する注意表示を調べたところ、「本製品は、完全防水ではございません」「二重構造のダブルファスナーをしっかり閉めたことを確認して使用ください」「サイドのダブルファスナーをきっちり閉めると防滴効果を発揮します」との表示があったものの、ケース本体を水に沈めた場合の浸水に対する注意表示はなかったとしています。
     
    スマートフォンの防水対応ケースを購入する際はしっかりと注意書きを確認するほか、購入者レビューを読んだり、一度水に浸けてみて、水の侵入がないか確かめるなどの対策を行ったほうが良さそうです。
     
     
    Source:国民生活センター
    (クロス)

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