iTunesカード買うまでスマホが使用不能に―悪質ランサムウェアが日本語で登場

android ランサムウェア

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突如スマートフォン上に「罰金を支払え」との文字――世界中で猛威を振るうランサムウェアの1つ、「AndroidOS_Locker」が日本にも流入していることが発覚しました。

iTunesギフトカードのシリアルナンバーを要求

ランサムウェアがスマートフォンに混入してしまうと、端末が利用不能になり、ランサム(身代金)を払わないかぎりは元に戻せないといった表示が残り時間とともに出現します。これまでは英語や中国語が主流でしたが、今回はじめて日本語に対応したランサムウェア「AndroidOS_Locker」が登場したとのことです。
 
「AndroidOS_Locker」に感染すると、「オンライン海賊行為防止法に違反した」「注意!お使いのデバイスがロックされている」「残り時間は、罰金を支払います」などの表示が出現し、ロックを解除するために1万円分のiTunesギフトカードを購入しシリアル番号を入力するよう求められます。
 
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セーフモードで端末を再起動し、該当アプリを削除することで駆除出来るとのことですが、トレンドマイクロによると、「System Update」を偽って、Android向けアプリストアであるGoogle Play以外のインターネット上にて「野良アプリ」として配布されているとのことで、安易に怪しいアプリをインストールしないよう注意を呼びかけています。
 
Androidは簡単にこのようなアプリをインストール出来てしまうだけに、iOSに比べて危険性が従来より指摘されていますが、どのようなiPhoneでも感染する悪質なマルウェアが出現しているだけに、アップル製品ユーザーも決して「安全神話」にあぐらをかいていられない状況であることには変わりありません。
 
 
Source:朝日新聞,トレンドマイクロ
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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