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米ニューヨーク州の連邦地裁で、薬物事件の容疑者のものとして押収されたiPhoneのロック解除を求める司法省の請求を棄却する判決が出されました。事実上のAppleの勝利といえる判決で、カリフォルニア州の銃乱射事件をめぐる判断に影響を与える可能性もあります。
アメリカ政府は昨年10月、薬物事件の容疑者から押収したiPhoneのロック解除を求めていましたが、ニューヨーク州ブルックリンのJames Orenstein判事は現地時間2月29日、政府機関が捜査の過程で、1789年の「All Writs Act」を根拠にiPhoneのセキュリティ解除を強要することはできない、との判決を下しました。
匿名を条件にロイターの取材に応じたApple役員は、今回の判決が契機となり、カリフォルニア州サンバーナディーノでの銃乱射事件をめぐるiPhoneのロック解除問題の司法判断で、Appleに有利な判断が示される可能性に期待を示しました。
同役員は、カリフォルニア州の銃乱射事件捜査のために求められている、バックドアを設けるための「特殊なソフトウェア」開発は、ニューヨーク州の薬物事件捜査以上に、政府の権限を越えたものであり認められるべきではないと述べ、ソフトウェアの開発は、開始すらされていない、と強調しています。
Source:Reuters
(hato)
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