インドの技術開発センターでは「マップ」を開発か―中国ではなくあえてインドの理由

インド 研究開発センター アップル

インド 研究開発センター アップル
 
インドに建設が予定されているアップルの技術開発センターですが、「マップ」アプリの開発を目的として作られることが分かりました。

主に「マップ」アプリを開発か

インドのハイデラバードにオープンが予定されているアップル技術開発センターは、これまで目的が明らかにされていませんでした。しかしインドメディアのIndia Timesが報じたところによると、150名のアップル社員が同社のアプリ「マップ」の開発にあたることが分かりました。
 
また、アップルと契約した現地企業も、同センター内で共同開発に携わることが判明しています。

中国ではなくあえてインドの理由

インドに同施設が建設されることが発表された際には、「なぜアップルの売り上げを支えている中国ではなくインドなのか」「中国は金を稼ぐ場所に過ぎないのか」という声が中国メディアを中心に指摘されていましたが、中国では同業他社との競争が苛烈を極めているため、今後シェアを維持することはできても拡大できそうにはないこと、優秀な人材確保にも苦労することなどから、設置が見送られたとされています。
 
一方で、インドでのiPhoneシェアは全体の1%に過ぎませんが、中国に比べればまだまだスマートフォン市場に成長の余地は残されていますし、技術都市ハイデラバードという土地柄、優秀な人材も確保できます。
 
そして何より、製品の製造・開発をインド国内で行うことで、輸入スマートフォンには11.5%の税金をかける同国の政策を回避できる可能性があります。今後のインドでの躍進に大きく期待したいところですね。
 
 
Source:Apple Insider, cnBeta
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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