栄枯盛衰か…音楽ストリーミングサービスPandora、ついに身売りを検討

pandora apple music

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ついにこの日が来たというべきなのかも知れません。音楽ストリーミングサービスの草分け的存在であるPandoraが自社売却を検討していることが分かりました。

時価総額は2年前と比べ4分の1に

米メディアNew York Timesは、「売却先と話し合いをするべく、Pandoraはモルガン・スタンレーに働きかけている」と、Pandoraが自社売却について検討していることを明かしました。ただし、あくまでも準備段階とのことで、売却ありきの決定ではないようです。
 
Pandoraがこのような苦渋の決断を下そうとしている理由は、Apple MusicとSpotifyの台頭でしょう。昨年10月に発表された決算以来、同社の株価は60%も下落しています(発表後に1日で40%下落)。リスナー数や売り上げが伸びているのにもかかわらず、株価がここまで暴落したことは、投資家がPandoraに対して輝かしい未来を見出していないことの証でしょう。
 
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CEOであるBrian McAndrews氏は以前、Pandoraがラジオ型サービスに特化していることをもって、Apple Musicとは棲み分けできるとし、長期的には同サービスの登場がPandoraにとって大きなインパクトとはならないだろうと今後の見通しについて楽観視していました。
 
しかし、2年前の70億ドル(約8,000億円)から18億ドル(約2,000億円)にまで萎んだ同社の企業価値を前にして、さすがに考えを改めざるを得なかったのでしょうか。
 
 
Source:Cult of Mac
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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