迷走か革命か~ツイッター、「重要な新着ツイートをトップに表示」を開始

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    Twitterは10日、ユーザーにとって重要だと判断されたツイートをタイムラインの上部に表示するサービス「重要な新着ツイートをトップに表示」を開始したことを明らかにしました。

    重要なツイートをアルゴリズムが判断

    「重要な新着ツイートをトップに表示」を設定の「タイムラインの表示設定」からオンにすると、自分がフォローしている人たちのツイートの中から、もっとも重要だと思われるツイートが新しいものから順番に、タイムラインの一番上に表示されるようになります。タイムラインをリフレッシュすると通常のタイムラインに戻ります。
     
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    どのような基準で判断されるのかは明らかにされていませんが、ユーザーにとって重要かそうでないかは、普段対象アカウントのツイートをどれだけ見ているかや、対象ツイートの「ツイートアクティビティ」の大きさなどから複合的にアルゴリズムが判断するものと考えられます。
     
    現在は初期状態でオフになっていますが、数週間以内にオンの状態で提供される見込みです。ただ、今回のリニューアルは、従来から設定されていた見逃し防止対策の「あなたがいない間に」機能の延長版とも言えるため、導入によって大きな混乱が生じることはなさそうです。

    衰退のトリガーにならなければいいが

    Twitterとしては、ユーザーが本来的には「普段から見ないものは見逃しても差し支えない」という条件のもとに動いていると仮定し、最適化された検索順位や広告、ターゲティング・キーワードでユーザーを囲い込むという、グーグルやFacebookなどがすでに実践している馴染みの手法を採り入れただけでしょう。
     
    とはいえ、「タイムラインを弄くられるのがイヤだ」とするユーザーは一定数存在しますし、自分好みのタイムラインにするためフォロー数を絞ったりリストを活用したりしているユーザーもいることは事実で、彼らにとってこうした試みは「迷走」にしか映らないはずです。
     
    国内に目を転じても、かつて栄華を誇ったSNSサイトのMixiが、賛否両論だった「足あと」機能の廃止をきっかけとして、一気に過疎化が進むという出来事がありましたが、同じことがTwitterにも起きないことを願うばかりです。
     
     
    Source:Twitter
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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