あえてiPhoneにSDカードのスロットがない3つの理由

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    なぜiPhoneにはAndroidのようなSDカードのスロットがないのでしょうか。ニュースサイト威锋网が興味深い3つの理由を紹介しています。

    内蔵ストレージはカネになる?

    最近では、AndroidスマートフォンもSDカードのスロットが消失しつつありますが、iPhoneに限って言えば、初代から一貫して存在しません。
     
    これについては以前も、数ギガバイト増やすだけで100ドル(約12,000円)前後、スマートフォンの価格を高くすることができるため、利潤を追求したいベンダーがあえて外部ストレージを搭載しないという話を紹介しました。
     
    しかし、威锋网によれば、アップルがスロットを設けない理由は他にも2つあるそうです。

    あれば便利だが、なくとも何とかなる

    1つ目は、SDカードが、ユーザーのセキュリティやプライバシーを尊重するアップルの理念にそぐわないからです。サードパーティ製の怪しげなSDカードを挿入することで、ユーザーに予測できないようなリスク――例えばウイルス混入――を冒させることは、リスクマネージメントの観点から避けるべきことであり、同社の本意ではないというわけです。
     
    また2つ目の理由として、Androidスマートフォンと異なり、iPhoneはたとえ16GBでも空き容量に比較的余裕がある点が挙げられます。例えば16GBモデルを購入した場合、iPhoneであれば初期状態では12~13GBほどの空き容量がありますが、Androidは物によっては、わずか4~5GBしかありません。
     
    これは、メーカーがAndroid OSのうえに独自のカスタムアプリやシステムを搭載しているためで、以前にも、Xperia M4 Aquaの8GBモデルの空き容量がデフォルトで1.26GBしかないことが大きな問題となりました
     
    一昔前であれば、音楽を入れるだけで空き容量がなくなってしまったものですが、今はクラウドストレージやApple Musicなど、内蔵ストレージに頼らないサービスが充実していることを考えれば、もはやSDカードのスロットは「あれば便利だが、なくとも何とかなる」程度のものに過ぎないのかも知れませんね。
     
     
    Source:威锋网
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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