Googleが時価総額世界一に!Appleは2位に後退

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2月2日のニューヨーク株式市場で、Google(の持ち株会社Alphabet)がAppleを抜き、時価総額で世界一の企業となりました。Googleの時価総額は5,370億ドル(約64.4兆円)であり、Appleの5,238億ドル(約62.8兆円)を132億ドル(約1.6兆円)上回りました。

 

Googleの株価

Googleの株価推移

Appleの株価は低迷

Appleは先日の決算発表以降、株価を乱高下させています。またそれ以前から、中国経済の先行き不透明感やiPhone販売の頭打ちなどを懸念して、株価は下落傾向にありました。結果として、一時約6,500億ドル(当時のレートで約75.6兆円)あった時価総額は減少を続けています。

 

Appleの株価

Appleの株価推移

 

一方でGoogleは1日、モバイル検索の好調さを背景にアナリストの予測を上回る決算を発表しました。この両社の勢いの差が時価総額の逆転につながったと言えそうです。

iPhoneとAndroid端末ではiPhoneに分があるものの

iPhoneの販売数が頭打ちとなったとはいえ、その販売自体は不振とはいえません。またAndroid端末は多数のメーカーから販売されていて、iPhone(iOS)のように一つのブランドとして確立していません。そのためスマートフォン分野ではAppleがGoogleに対して優位性を保っていることは間違いないでしょう。

 

しかしAndroidはGoogleの事業のほんの一部にすぎません。Androidに限らず、スマートフォンが普及すれば、Googleの好調を支えているモバイル検索への流入を増やすことができます。iPhoneのデフォルトの検索エンジンとなるため、巨額の費用を投じてもリターンは大きいようです。

 

今回の時価総額の逆転はハードを売るAppleと、そのハード内でのサービスを売るGoogleで勢いに差が出た結果でしょう。しかしハードとソフト(サービス)は成長期が異なります。いずれApple側に勢いが戻る日が来るのではないでしょうか。
 
 
Source: Yahoo!Finance (GoogleApple)
(KAZ)

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