iPhone、MacなどApple製品で無料通話できるFaceTime 解説


キャリアによっては、同一キャリアであれば通話し放題などのプランがありますが、iPhoneの標準アプリであるFaceTimeは、キャリアのしばり関係なく、インターネット接続できる環境であれば無料で利用できるのが特徴です。
▼FaceTimeに対応している端末
▼FaceTimeを利用する準備
▼FaceTime通話の手順
▼ポイント:FaceTimeの音質について
FaceTimeに対応している端末
FaceTimeには、iPhoneをはじめとするiOS端末、Macが対応しています。Wi-Fi環境でのみ利用できる端末と、Wi-Fi接続ができなくても、モバイルデータ通信に加入していれば利用できる端末があります。


FaceTimeでの通話を利用するのに必要なのは、Apple IDにサインインすることと、通話をするお互いが以下のような対応端末同士であることです。
Wi-Fi環境で 利用できる端末 |
iPhone 4以降 iPad 2以降 iPad mini(すべてのモデル) iPod touch 第4世代以降 ※ |
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モバイルデータ通信で 利用できる端末 |
iPhone 4s以降 iPad 第3世代以降 |
※…iPod touch 第5世代のみFaceTime音声通話に対応しています。
Macで電話をかけたり受けたりするためには、iOS8以降がインストールされたiPhoneが必要になります。そしてMacとiPhoneが同じWi-Fiに接続されていることと、両端末で同じApple IDを使い、iCloudとFaceTimeにサインインする必要があります。
FaceTimeを利用する準備
iPhoneを利用している場合は、使用している電話番号が自動的にFaceTimeに登録されるため、初期設定でFaceTimeはオンになっています。FaceTime通話にメールアドレスも利用する場合は、FaceTimeにApple IDを使用しましょう。
かんたんステップ
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STEP1
「設定」→「FaceTime」
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STEP2
「FaceTimeにApple IDを使用」
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STEP3
サインインする
1
設定アプリから、FaceTime設定を開く


2
Apple IDの使用をオンにする



FaceTime通話の手順

FaceTime通話をかける
FaceTime通話をかけるには、いくつかの方法があります。







FaceTime通話画面の見方



通話履歴を削除する



FaceTime通話を受けたとき


iPhoneにかかった電話を他の端末で受ける




ポイント:FaceTimeの音質について
FaceTimeは無料で通話できる機能ですが、気になるのは音質です。考えられるケースとして、通話するお互いがWi-Fi同士、お互いがLTE回線同士、お互いが3G回線同士の3パターンで、音質を比べてみました。
お互いがWi-Fi環境で通話すると、その音質の高さに驚きます。相手の声がとてもクリアに聞こえて、通常の携帯電話同士を上回るような音質で、問題なく通話できました。
Wi-FiをオフにしてLTE回線同士での通話環境をチェックしたところ、意識して聞くとWi-Fiに比べてわずかな音質低下があるように感じますが、通話をするには全く問題ないレベルの音質でした。
4Gをオフにして、3G回線同士で会話してみました。Wi-FiやLTEと比べると、少し相手の声が遅れて聞こえますが、通話にストレスを感じるほどではありません。
いずれの回線でも、問題なく通話することができました。Wi-Fi接続なら感動的なレベルの音質ですが、外出先などではLTE回線を使えば快適な通話が可能です。もし、月間7GBのパケット通信制限が心配なら、3G回線でも問題なく利用可能です。
(asm)