M6搭載MacBook Pro(OLED)の噂まとめ〜ベンチマークスコアを独自試算

Appleは、M6チップを搭載したMacBook Proを2026年第4四半期(10月〜12月)または2027年第1四半期(1月〜3月)に発売すると予想されています。
この記事では、M6搭載MacBook Proの仕様に関する最新の噂をまとめ、Geekbench 6ベンチマークスコアを独自に試算しました。
M6搭載MacBook Proに関する噂
2025年11月2日時点で伝えられている、M6搭載MacBook Pro(以下、M6モデル)の仕様は次の通りです。
ディスプレイ
現行モデル(M5搭載)は14インチおよび16インチの液晶+ミニLEDバックライト構成ですが、M6モデルではOLEDディスプレイに変更される可能性が極めて高いとみられています。
このOLEDは、iPad Pro(M4)で初採用されたタンデムOLEDで、製造はSamsung Displayが全数を担当する見込みです。
また、現行モデルのようなノッチデザインは廃止され、パンチホールデザインを採用するとの噂もあります。
デザイン
OLED採用によりバックライトが不要になるため、ディスプレイユニットが薄型化。これに伴い、本体全体の厚みも減少すると予想されています。
さらに、ボトムケース(キーボードやロジックボード、バッテリーなどを収めた部分)も、バッテリー配置の最適化などにより薄型化が進むと期待されています。
タッチパネルとセルラー通信対応の可能性
M6モデルでは、OLEDディスプレイにタッチパネルが組み込まれる可能性が指摘されています。
また、自社開発のCシリーズセルラーモデムを搭載し、常時接続(Always Connected)を実現するとの予想もあります。
なお、Appleは将来的にCシリーズモデムをA/Mシリーズチップに統合するとみられていますが、M6世代では間に合わず、M6とは別チップとしてC2モデムが搭載される可能性が高そうです。
M6のベンチマークスコアを独自試算
AppleはM6チップの製造をTSMCの2nmプロセス「N2」で行うとみられています。
M1〜M5までのスコア推移をもとに、独自に試算したGeekbench 6スコアは以下の通りです。
CPUシングルコアスコア試算値:約5,050
M4 MaxやM5を上回る性能が確実と予想されます。

CPUマルチコアスコア試算値:約21,800
12コアCPU+19コアGPUのM2 Proと、12コアCPU+16コアGPUのM4 Proの中間的な性能になるとみられます。


GPU Metalスコア試算値:約88,500
24コアCPU+60コアGPUのM2 Ultraと、14コアCPU+20コアGPUのM4 Proの中間レベルのGPU性能が期待されます。


Photo:Apple Hub/Facebook, Geekbenck Browser

