廉価版MacBookに搭載されるのはA18 ProではなくA19 Pro?性能差を確認

AppleはA18 Proを搭載する廉価版MacBookを開発しており、2025年第4四半期(10月〜12月)に量産が開始されると噂されています。
最近になって、廉価版MacBookに搭載されるのはA18 ProではなくA19 Proとの予想が出現しました。両チップの性能差およびMシリーズチップとの性能差を、Geekbench 6ベンチマークスコアで確認します。
廉価版MacBookの搭載チップはA19 Proとの指摘増加
廉価版MacBookにはA18 Proが搭載されると最初に伝えられましたが、アナリストのミンチー・クオ氏がその後に伝えた同種の予想では、搭載チップについてiPhone向けプロセッサ(Apple Aシリーズ)とだけ記しており、チップ名は明言していませんでした。
最近になってWeiboを中心に、廉価版MacBookに搭載されるのはA18 ProではなくA19 Proになると予想する声が増加しています。
A19 ProとA18 ProのCPUベンチマークスコアを比較
A18 Proを搭載するiPhone16 Pro Maxと、A19 Proを搭載するiPhone17 Pro Max(識別子:iPhone18,2)のGeekbench 6 CPUベンチマークスコアを比較すると、A19 Proのシングルコアスコアは11.2%、マルチコアスコアは17.6%、それぞれA18 Proよりも高い結果となっています。

GPU Metalスコアを比較
GPUの性能指標であるGeekbench 6 MetalスコアではA19 ProとA18 Proのスコア差が拡大しており、A19 Proが38.9%高いスコアを記録していました。

Geekbench AIスコアを比較
Geekbench AIスコアも同様で、A19 Proは各指標でA18 Proを上回っていました。

A19 ProをApple Mシリーズと比較
A19 ProのCPUベンチマークスコアをApple Mシリーズに当てはめると、シングルコアスコアはM4 Max(3913)を上回り、マルチコアスコアはM2(9791)やM1 Pro(10313)よりも高く、M3(11544)よりは低い結果ということになります。


一方、A19 ProのMetalスコアはM2(46245)と同程度で、M3(47636)には及ばない結果となっています。

A18 ProをApple Mシリーズと比較
A18 ProをApple Mシリーズと比較すると、CPUシングルコアスコアはM4(3659)よりも少し低く、CPUマルチコアスコアはM1(8440)とM2(9658)の中間、MetalスコアはM1(33174)と同程度です。



次期iPad miniにA19 Pro搭載なら、A18 Proは役不足では?
A19 Proは次期iPad miniに搭載されるとの噂もありますので、廉価版とはいえMacBookに搭載するのであればA18 ProではなくA19 Proのほうが妥当な選択かもしれません。
Photo:Geekbench 6 (1), (2), (3), (4), Apple Hub(@theapplehub)/X