iPhone Air 2の2眼カメラ搭載説再び〜実現するための4種類の方法を考察

iPhone Air 2 AH 0618

iPhone Air 2のメインカメラの搭載数については、iPhone Airと同じ1眼にとどまるとの予想と、2眼になるとの予想で意見がわかれています。

この点について、大手メディアのBloombergは、iPhone Air 2のメインカメラが2眼になると報じました。しかし、どのような設計変更によって2眼化を実現するのかは説明されていません

そこで、iPhone Air 2でメインカメラの2眼化を実現するには、どのような方法が考えられるのかを4種類検討しました。

目次

部品干渉を避けて2眼カメラを実現する方法を検証

iPhone Airが広角カメラのみの1眼構成になった理由として、メインカメラバンプ内部の部品配置が関係しているとみられています。

iPhone Airのメインカメラバンプには、広角カメラモジュール、LEDフラッシュ、Face ID関連機構、ロジックボード、スピーカーなどが収められていることが、分解時の内部構造から示唆されていました。

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iPhone Airの分解〜左側に広角カメラ、中央にFace IDとフロントカメラ搭載スペース

そのため、広角カメラの横に超広角カメラを追加しようとすると、内部でFace ID関連機構などと干渉する可能性があります。

iPhone Airの基本デザインを維持したままiPhone Air 2を開発する場合、2眼カメラを搭載する方法として、次のような選択肢が考えられます。

折りたたみiPhoneと同じカメラ配置を採用する

折りたたみiPhoneは、横並びの2眼カメラを搭載する可能性が高いことが、モックアップやCADデータと称する画像から確認されていました。

ただし、このカメラモジュールをそのままiPhone Air 2に搭載する場合、生体認証機構もFace IDではなく、折りたたみiPhoneと同じTouch ID内蔵サイドボタンに変更する必要が生じます

iPhone Air 2の生体認証をTouch ID内蔵サイドボタンに変更し、フロントカメラをパンチホールデザインとすることでFace ID関連機構を省略できれば、横並びの2眼メインカメラを搭載するスペースを確保できる可能性があります。

ただし、この方法はiPhone Airのユーザー体験を大きく変えることになります。Face IDを廃止してTouch IDに移行する場合、ロック解除やApple Pay、アプリ認証の操作感にも影響が出るため、Appleが1世代でそこまで大きく設計を変えるかは慎重に見る必要があります。

iPhone18の縦並びカメラモジュールを採用する

iPhone18のメインカメラは、iPhone17と同様、縦並びの2眼カメラになると予想されています。

縦並びの2眼カメラであれば、iPhone Air 2のメインカメラバンプの縦幅を拡大することで搭載できる可能性があります。

ただし、本体と比べて厚みのあるカメラバンプ部分が大きくなるため、Airモデルの特徴である薄さや軽快さを感じにくくなることが懸念されます。

また、縦方向にカメラバンプを拡大すると、内部のロジックボードやバッテリー、スピーカーの配置にも影響が及ぶ可能性があります。

メインカメラモジュールを小型化して2つ並べる

iPhone Airのデザインを維持したままメインカメラを2眼化する方法として、カメラモジュール自体を小型化することも考えられます。

ただし、近年のiPhoneのカメラモジュールは、センサーサイズの大型化やレンズ構成の高度化により、モデルチェンジごとに大きくなる傾向があります。

そのため、iPhone Air 2で広角カメラと超広角カメラの両方を小型化して搭載する可能性は、技術的にはあり得るものの、画質面では不利になる可能性があります。

レンズやイメージセンサーを含めて小型化する必要があるため、暗所性能、解像感、ダイナミックレンジなどの向上は期待しにくくなります。

薄さを優先するAirモデルとはいえ、Appleが画質を犠牲にしてまで2眼化を優先するかは疑問が残ります。

薄型Face IDか画面下埋め込み型Face IDを搭載する

薄型Face ID画面下埋め込み型Face IDの開発に目処が立てば、iPhone AirでFace ID関連機構が配置されている内部スペースを削減でき、広角カメラの横に超広角カメラを追加する余地が生まれる可能性があります。

画面下埋め込み型Face IDであれば、センサー類をディスプレイ下に移動できるため、メインカメラバンプ内の部品配置を見直すことができます。

ただし、iPhone18 Proシリーズでも画面下埋め込み型Face IDは一部の赤外線センサーで実現されるにとどまり、Dynamic Islandも小型化されて残ると予想されています。

そのため、iPhone Air 2でFace ID関連機構を完全に移動し、横並びの2眼カメラを実現する可能性は、現時点では低いと考えられます。

1年で抜本的な設計変更を行う可能性は低いか

iPhone Air 2に横並びの2眼カメラが搭載され、2027年春に発売されるとすれば、折りたたみiPhoneで採用が確実視されているTouch ID内蔵サイドボタンとの組み合わせが最も現実的な選択肢になると考えられます。

iPhone Airには、折りたたみiPhoneの開発で得られた知見が盛り込まれていると噂されています。この点からも、両モデルの設計思想には一定のつながりがあるように感じられます。

一方で、iPhone12 miniと13miniや、iPhone14 Plusと15 Plusのような、いわば第4のiPhoneにあたるモデルについて、Appleは発売翌年の後継モデルではデザインを維持しています

そのため、Bloombergが報じたようにiPhone Air 2が2眼カメラを搭載する可能性はあるものの、現時点では1眼構成を継続する可能性も十分に残されていると考えられます。

2眼化が実現する場合は、単にカメラを1つ追加するだけでなく、生体認証方式、カメラバンプの形状、内部部品の配置を含めた大きな設計変更が必要になるとみられます。

Source:Bloomberg

Photo:Apple Hub/Facebook, iFixit

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