iPhone Ultraの開発最終段階で課題発生と指摘〜何が問題になっている?

モデル名がiPhone Ultraになると噂の折りたたみiPhoneについて、開発の最終段階で課題が生じており、量産試作を始められない状態にあるとの見方が報じられています。
その課題箇所については、折りたたみディスプレイそのものではなく、ヒンジの耐久性にあるのではないかとの指摘が中国SNSのWeiboで出ています。
iPhone Ultra向け折りたたみOLEDは目標に近づいているのか
iPhone Ultraの開発では、最大の特徴になるとみられている折りたたみOLEDディスプレイについては仕上がりが良好だと説明されています。
これまで報告された外部観測では、中央の折り目の深さは数値上はゼロではないものの、視覚的にはほぼ見えない状態に仕上がっていると説明されています。こうした点から見ると、少なくともディスプレイ側は、開発目標を達成できていると考えられます。
既存の折りたたみスマートフォンでも長期耐久性は課題
折りたたみスマートフォンでは、発売当初は折り目が目立ちにくくても、数カ月の使用後に徐々に折り目が目立ってきたとの声が出ることがあります。
そのため、単に初期状態で折り目が見えにくいだけでなく、その状態を長期間維持できるかどうかが重要です。Appleはこの部分に厳しい品質基準を設けているようです。
UTGとヒンジの組み合わせで折り目を抑える設計か
iPhone Ultraに搭載されると噂の折りたたみOLEDディスプレイは、UTG(超薄型ガラス)と高品質なヒンジを組み合わせることで、折り目を抑える構造になるとみられています。
これまでの情報では、折りたたみOLEDディスプレイの表面だけではなく裏面にもUTGが取り付けられ、それをヒンジが支え、展開時には押さえつけることで折り目を解消しているとみられています。つまり、ディスプレイ単体ではなく、UTGとヒンジを一体で最適化する設計が鍵になっていると考えられます。
問題の中心はヒンジの耐久試験か
一方で、こうした複雑な構造を採用しているためか、量産試作へ進めない原因はヒンジ側の品質にあるとの見方が出ています。
ヒンジの耐久試験(加速試験)において、長期間の使用後も折り目が見えない状態が維持されるかという点で、Appleが求める品質基準に達していないことが確認されたのが原因と、(その真偽は不明ながら)Weiboでは指摘されています。
折りたたみiPadやMacBookにも影響する可能性
iPhone Ultraに搭載されるヒンジの基本設計は、将来的な折りたたみiPadや折りたたみディスプレイ搭載MacBookにも応用される可能性があります。
そのため、現在の課題を解決できるかどうかは、iPhone Ultra単体だけでなく、将来のApple製折りたたみデバイス全体にとっても重要になりそうです。

Photo:刹那数码/Weibo, Apple Cycle(@theapplecycle)/X

