折りたたみiPhoneの折り目解消の鍵はアモルファス合金製ヒンジ?応力を全体に分散か

折りたたみiPhoneには、ヒンジ素材として液体金属(アモルファス合金)が採用されるとの予想を、複数のリーカーが伝えています。
このヒンジには、素材そのものの特性だけでなく、特殊な構造や加工が施されており、それが折り目の解消につながっているとの噂も浮上しています。
2025年3月から噂されていた液体金属製ヒンジの採用
折りたたみiPhoneのヒンジが液体金属、アモルファス合金になるとの予想は、2025年3月にリーカーの定焦数码氏が中国SNS「Weibo」に投稿したものが最初とされています。
同氏は過去にも的中率の高い情報を提供してきましたが、最近になって他のリーカーも相次いで同様の見解を示しており、情報の信憑性は一定程度高まっていると考えられます。
アモルファス合金製ヒンジの特徴とは
定焦数码氏は、アモルファス合金製ヒンジの特性について、次のように説明していました。
・チタニウム合金と比べて強度は約2.5倍
・曲げや変形、凹みに対する高い耐性を持つ
・外観はステンレススチールに近い光沢を有する
これらの特性から、薄型かつ高耐久が求められる折りたたみデバイスのヒンジ素材として理にかなっているといえそうです。
折りたたみiPhoneのデザインガイドラインはすでに共有済みか
折りたたみiPhoneの最終デザインはすでに確定しており、現在は量産に向けた試作段階に入っているとの見方があります。
少なくとも、本体外寸やボタン配置といった基本的な設計情報については、守秘義務契約を結んだうえでサードパーティのアクセサリメーカーに共有された可能性があります。
実際に、それらの情報をもとに製作されたとみられるケースを装着した動画がリークされており、設計が最終段階に近づいていることを示唆しています。
新構造ヒンジによる応力分散で折り目を解消する仕組みか
折りたたみiPhone向けディスプレイを製造するSamsung Displayが先行してGalaxy Z Fold8で「折り目がほとんど見えない」ディスプレイが実現すると噂されている背景には、新開発のヒンジ構造が重要な役割を果たしているとみられています。
折りたたみiPhoneに搭載されるOLEDディスプレイも、基本的には同系統のものになると予想されています。
一部情報では、このヒンジは多孔構造を採用しており、従来は一点に集中していた応力をディスプレイ全体に分散させることで、折り目の発生を抑えているとされています。ただし、この点については現時点では真偽不明です。
折り目解消の基幹技術はヒンジに集約される可能性
いずれにしても、折りたたみiPhoneにおける「折り目のないディスプレイ」を実現するための基幹技術は、ディスプレイ単体ではなく、素材と構造の両面から進化したヒンジにある可能性が高いと考えられます。
今後、量産段階に近づくにつれて、ヒンジ構造や素材に関するより具体的な情報が明らかになるかが注目されます。
18.8インチ〜20.5インチの大型折りたたみデバイスにも応用か
Appleは、折りたたみiPhoneに続き、18.8インチ〜20.25インチの折りたたみディスプレイを搭載するiPadもしくはMacBookを開発しているとみられています。
折りたたみiPhoneで折り目の解消およびヒンジの耐久性に関する知見を重ねることで、大型の折りたたみデバイスも発売当初から完成度の高いものになると期待できます。
Photo:Apple Hub/Facebook

