iPhone Foldに高輝度OLEDディスプレイを搭載?出荷予測台数が増加

iPhone Fold AH 1008

Appleが2026年9月に発売すると噂される折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold)について、搭載が見込まれるOLEDディスプレイの特徴や出荷予測台数に関する最新情報がサプライチェーン関係者から伝えられています。

特に、iPhone Fold向けOLEDディスプレイの出荷予測が大幅に上方修正された点が注目されています。

目次

折りたたみOLEDの出荷予測が大幅増

iPhone Fold向けOLEDディスプレイを独占供給するとみられるSamsung Displayは、年間の出荷予測台数を1,100万枚に引き上げたと報告されています。

従来の予測は600万枚〜800万枚でしたので、約35%〜85%の増加となり、供給体制が強化されていることがわかります。

折りたたみスマートフォン市場は1.5倍規模へ?

予測通りの出荷が実現すると、折りたたみOLED市場は現在の2,000万枚規模から3,100万枚へと拡大し、市場全体が50%以上成長する可能性があります。

これまでの市場はSamsungのGalaxy Zシリーズと、中国メーカーが中心に形成してきました。

しかし、Appleが正式に参入すれば、それだけで市場が1.5倍に成長する可能性があるという点は、同社の存在感の大きさを改めて示すものです。

販売価格が普及のカギに

ただし、この大幅な市場拡大が現実になるかどうかは、販売価格に大きく左右されるとみられています。

iPhone Foldの予想価格は、情報筋によって約27万円40万円超と幅広く予測されています。

もっとも、タンデムOLEDを搭載し高価になると予想されていたiPad Pro(M4)が比較的現実的な価格に収まった例を踏まえると、iPhone Foldも競合他社よりやや高い税込299,800円前後に落ち着く可能性があるとの見方もあります。

CoE採用で薄型化&高輝度を実現か

iPhone Foldに搭載されるOLEDディスプレイには、偏光板が不要となるCoE(Color Filter on Encapsulation)技術が採用される見通しです。

これにより、ディスプレイの薄型化と高輝度化が同時に実現すると報告されています。

このCoE技術を採用したOLEDディスプレイは、iPhone18 ProシリーズやiPhone Air 2にも搭載される可能性が指摘されています。

Photo:Apple Hub/Facebook

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