Dynamic Island小型化に繋がると噂の新技術に関する特許をAppleが取得

Appleが現地時間2025年5月27日、メタサーフェス光学素子(MOE:Metasurface Optical Elementsを用いたFace ID機構に関する特許を、米国特許商標庁(USPTO)にて取得しました。
MOEを用いたFace ID機構をiPhoneに搭載した場合、Dynamic Islandの小型化が図られると噂されていました。
Face ID機構の小型化によりDynamic Islandの幅縮小と噂
Appleは現在、Face ID機構に回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Element)を用いていますが、これをMOEに置き換えることで、Face ID機構の小型化に繋がるとPatently Appleは説明しています。
この新技術を前提としていたのか、iPhone17 Proシリーズはメタレンズを用いたFace ID機構を採用することで、Dynamic Islandの横幅がiPhone16 Pro Maxの半分になるとの予想をMyDriversが伝えていました。
画面下埋め込み型Face IDとしてiPhone18 Proに搭載?
今回、AppleがMOEを用いたFace ID機構の特許を取得したことで、iPhone17 Proシリーズに採用される可能性は高まったと言えます。
ただし、iPhone17 Proシリーズ向けのOLEDディスプレイ用ガラスの画像がリークされ、そこでDynamic Islandの幅が狭くなっているのが確認されるなどの具体的な情報は現時点で報告されていません。
最近報告されたメタレンズに関する予想では、折りたたみiPadの埋め込み型Face IDに採用されるというものがありました。
MOEを採用するFace ID機構が埋め込み型Face IDとして採用されるのであれば、iPhone18 Proシリーズに搭載される可能性が浮上します。
MOEを核としたイルミネーション・プロジェクター
今回Appleに付与された特許名は「MOEを核としたイルミネーション・プロジェクター」となっています。
現在のFace ID機構は光学ビームを分割するDOEとビームを投影して対象物上にスポットパターンを形成するコリメートレンズでプロジェクターが構成されていますが、MOEを採用することで両機能を統合できる、つまり小型化に繋がるとPatently Appleはその概要を説明しています。

Source:USPTO via Patently Apple