Z世代の3人に1人がiPhone16購入意向!Paidyが調査
Z世代(18歳〜29歳)の3人に1人がiPhone16の購入意向を持っており、iPhoneは「相棒」「友達」「家族」と感じているZ世代が約4割にのぼる、との調査結果を「ペイディあと払いプランApple専用」などのあと払い(BNPL)サービスペイディを提供するPaidyが発表しました。
Appleでの分割払いを提供するペイディがZ世代のiPhone意識を調査
AppleのオンラインストアやApple Store店頭で、手数料なしの分割払いサービス「ペイディあと払いプランApple専用」を提供しているペイディが公開した「Z世代のiPhone白書」では、iPhoneの購入や利用について、Z世代(18歳〜29歳)と30代、40代との意識や行動を比較しています。
調査は2024年8月9日から16日にかけて、全国の18歳〜49歳の男女を対象としてインターネットで実施されており、サンプル数は600人です。
信頼できる製品を、しっかり情報収集して買いたいZ世代
Z世代の買い物に関する価値観では、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計が最も高かったのは、「長く使えるものを買いたい」の74.5%でした。
このほか「高価なアイテムはしっかりとしたカスタマーサポートが得られるところで買いたい」が69.5%、「信頼あるブランドやメーカーの商品を買いたい」が68.5%と、信頼できる製品を安心できるところで買いたい、という考えがうかがえます。
また「口コミは必ずチェックしたい」が67.5%と、情報収集をしっかりする姿勢がみられるほか、「手数料無料であれば、分割払いは便利だ」が66.5%と、お金について堅実な考えも見て取れます。
iPhone16、Z世代の36%が購入意向
調査は、Appleによる公式発表前の8月に実施されたものですが、新型iPhoneが発売されたタイミングで、iPhoneを買い替える予定があるかを尋ねたところ、「最新のiPhoneを購入予定」が21.0%、「機能次第で検討する」が15.0%と、合計36.0%とおよそ3人に1人は新型iPhoneの購入意向を持っていました。
なお、iPhoen16シリーズの予約受付開始直後に、AppleオンラインストアでiPhone16 Proシリーズの多くのモデルの配送予定日が10月にずれ込んでおり、iPhone16シリーズへの期待の高さが伺えます。
iPhoneを一括払いで購入したことがあるZ世代(108人)に、家計への影響を聞いたところ、合計59.2%が家計を圧迫したと回答しています。円安の影響でiPhoneの国内販売価格が上がり、さまざまな物価上昇が続く中、やはり一括購入の負担は大きいようです。
iPhoneの購入方法として、分割手数料無料であれば分割払いで支払うことを賢いと思うか尋ねたところ、「賢いと思う」が27.0%、「どちらかというと賢いと思う」が48.0%で、合計75.0%が賢いと思うと回答しています。
iPhoneやその他のApple製品の購入時の考え方としては「壊れるまで使うつもりで買っている」が37.0%で最多でした。「購入段階で下取りやどのくらい使うかは意識しない」が33.5%、「いずれ売りに出したり、下取りされることを前提で買っている」が29.5%でした。
Z世代のiPhone購入先、キャリアが4割、Appleが3割強
Z世代が直近でiPhoneを購入した場所として多かったのは、「各キャリアの実店舗」21.5%、「AppleのWebサイト」20.0%、「各キャリアのオンラインストア」18.5%、「Apple Store(実店舗)」13.5%でした。
キャリア経由での購入が計40.0%、Appleからの直接購入が計33.5%で、合計すると73.5%がキャリアまたはAppleで購入しています。
なお、女性では、Appleからの直接購入が合計36.0%と人気が高く、Apple Store(実店舗)での購入は28.0%で、他の性・年代より高い結果となりました。
Z世代がiPhoneの購入場所を選んだ理由のトップ3は、「価格が安いから」19.0%、「いつも購入している場所だから」17.5%、「ポイントが付く、多いから」15.5%でした。l
30代や40代では、価格の安さに加えて、「機種変更がスムーズだから」が上位となっています。
Z世代がiPhoneを購入する際に利用したことのある決済方法は「クレジットカード」が48.5%で最も多く、「QRコード決済」24.5%、「現金」24.0%などが続いています。
なお、「あと払い決済」の利用率は11.0%で、男性(14.0%)の利用率が女性(8.0%)よりも高くなっています。
iPhone買い替えは2年〜3年ごと、バッテリー消耗がきっかけ
今までのiPhone買い替え頻度は「2年に1回」(全体で26.5%)と「3年に1回」(同20.3%)が多くなっています。
Z世代の男性では、「1年に1回」の頻度で買い替えてきた割合が15.0%と、他の性年代よりも高くなっています。
Z世代がiPhoneを買い替えるタイミングとして最も多かった上位2項目は男女共通で、「バッテリーの消耗が激しいとき」(44.5%)、「故障したとき」(30.0%)でした。
3位は男性が「契約更新のタイミング」で25.0%、女性が「お得なキャンペーン・セールをしているとき」で20.0%でした。
「新機種が発売された時」は、全世代の男性で23.3%と、女性の14.3%よりも高くなっています。
8割がiPhoneのトラブルに遭遇、最多は「落下による液晶割れ」
Z世代の29.0%が、急なトラブルが原因でスマホを買い替えたことがあり、男女別では女性(21.0%)よりも男性(37.0%)が高くなっています。
Z世代の約8割が、iPhoneを使用していてヒヤッとした出来事やトラブルを経験していました。
トラブルの内容として多かったのは、「落下などによる液晶割れ」が28.5%で最多、以下「電源が入らない」27.5%、「外出先に置き忘れた」26.5%、「充電ができない」26.0%などが続いています。
iPhoneユーザーの9割はリピーター、女性の3割は10年間利用
現在使用しているiPhoneが何台目かを尋ねたところ、「1台目」の回答はZ世代で10.0%、30代で11.5%、40代で9.5%となり、各年代ともに2台目以上を使うリピーターが約9割を占めています。Z世代で最も多かったのは「3台目」の33.5%でした。
各年代の平均使用台数は以下のとおりで、世代の上昇とともにこれまでのiPhone使用台数は増える傾向が見られます。
- Z世代:2.97台目
- 30代:3.55台目
- 40代:3.68台目
iPhoneユーザーとしての平均通算使用期間も、年代が上がるとともに長くなる傾向があります。
- Z世代:6.9年
- 30代:8.5年
- 40代:9.4年
なお、Z世代の女性はiPhoneの通算使用期間が10年が30.0%と最も多かったのに対して、男性は2年〜3年が23.0%で最多でした。この傾向の違いについてペイディは、女性はiPhoneを継続的に使用しているのに対して、男性は時折ほかの機種に変えている可能性もある、と分析しています。
Z世代にとってiPhoneは「相棒、友達、家族」が約4割
自分にとってiPhoneがどんな存在かを尋ねたところ、Z世代で最も多かった回答は「便利なツール」の56.0%で、理由として「生活を便利にしてくれる存在だから」や「自分の生活の質を上げてくれる」といった声が挙げられました。
また「相棒」19.5%、「友達」11.5%、「家族」6.5%と、身近な人に例える回答が37.5%と約4割を占めました。iPhoneを身近な人に例える割合は、Z世代では他の世代よりも高かったそうです。
iPhoneなしの生活で耐えられる時間の長さは、Z世代で最も多かったのは「半日」の15.0%、2番目が「3時間」の14.5%でした。
3時間以内を選択した割合は、Z世代では43.0%、30代と40代がともに36.5%で、若い世代ほどiPhoneなしの生活を耐えられる時間が短くなる傾向があります。
Z世代から見たiPhoneの魅力トップは「使い勝手の良さ」
iPhoneについて魅力に感じること(複数回答可)は、Z世代全体では「使い勝手の良さ」が37.0%で最多でした。以下、「Apple製品であること(ブランド力)」32.0%、「データ容量」22.5%、「価格」22.0%、「デザイン」21.0%などと続いています。
男女別では、男性のトップは「Apple製品であること(ブランド力)」が35.0%なのに対し、女性は「使い勝手の良さ」が43.0%と、違いが見られます。
Z世代がよく利用するアプリのジャンル(複数回答可)は、1位が「SNS」59.0%で、以下「動画」51.0%、「音楽」46.5%、「写真・カメラ」44.5%、「地図・ナビ」43.0%などだ続きました。
Source: Paidy