iPhone16 Proがインド製に!IT大臣も喜びのコメント
少なくともインド政府にとって、iPhoneシリーズの製造を請け負うことは、国家の威信を懸けた名誉な行為に違いありません。iPhone16シリーズが発表されたことを受け、同国の大臣が喜びのコメントを発表しました。iPhone16シリーズからは、下位モデルだけでなく上位モデルもインドで組み立てられます。
iPhone16シリーズから全モデルを担当
Appleが9月10日(現地時間)に開催した新作発表会は、インドのナレンドラ・モディ政権が掲げてきたスローガン「インドで製造(Make in India)」が、結実した瞬間だとも言えるでしょう。
新たに発表されたiPhone16シリーズは、下位モデルのiPhone16/16 Plusだけでなく、上位モデルのiPhone16 Pro/Pro Maxもインドで組み立てられています。iPhone15シリーズまでは、インドは下位モデルのみを請け負い、上位モデルの量産は中国でのみ行われていました。
同国のアシュウィニー・ヴァイシュナウ大臣は、X(旧Twitter)で「Apple最新のiPhone16が、インドの工場で生産・展開される!」と喜びを露わにしました。
📲 Apple’s latest iPhone 16 being produced and launched globally from Indian factories!
PM @narendramodi Ji’s ‘Make in India’ initiative is now driving the creation of iconic products for the world. pic.twitter.com/Oi0qfcgYL2
中国からインドへ
iPhoneの組み立てといえば中国だった時代は、もはや一昔前の話です。
人件費の上昇や地政学的なリスクから、Appleとサプライヤーは近年、量産拠点を中国の外に設ける施策を積極的に推し進めてきました。そうした中で白羽の矢が立ったのが、著しい経済発展を遂げており、海外企業の工場誘致に熱心なインドでした。
2017年より組み立てが開始されながら、最新iPhoneの上位モデル生産をなかなか請け負ってこなかったように、歩留まり率の低さが度々指摘されてきたインドですが、Appleは次の数年間で、年間5,000万台以上のiPhone(全体のおよそ4台に1台)を同国で生産する計画を持っていると噂されています。
Source:X/@AshwiniVaishnaw