新型iPad Proに低動作周波数版M5を搭載か〜新型MacBook Proとの違い

M5-AH

iPad Pro(M5)M5搭載14インチMacBook ProのGeekbench 6ベンチマークスコアが、Xに投稿されました。

iPad Pro(M5)とM5搭載14インチMacBook Proでは、搭載されたM5の動作周波数が異なっています

目次

10コアCPUのM5で動作周波数の違いを確認

TECH INFO氏(@TECHINFOSOCIALS)がXに投稿したiPad Pro(M5)とM5搭載14インチMacBook ProのGeekbench 6ベンチマークスコアから、搭載されたM5の動作周波数が確認されました。

製品高効率コアの
動作周波数
高性能コア高効率コア
iPad Pro(M5)4.43GHz4コア6コア
M5搭載14インチ
MacBook Pro
4.61GHz4コア6コア

M5搭載14インチMacBook ProのM5チップは、iPad Pro(M5)のM5よりも180MHz(約4.1%)高い周波数で動作していることが分かります。

低動作周波数のM5を活用して歩留まり率向上を実現か

この差から推測されるのは、AppleがM5チップの歩留まり率(製造における良品率)を高めるための選別を行っている可能性です。

すなわち、4.61GHzでは安定動作しないチップを4.43GHzとしてiPad Pro(M5)向けに活用していると考えられます。

Appleはこれまでも同様の手法を採用しており、たとえばiPad mini 6にはiPhone13シリーズ用よりも動作周波数を抑えたA15 Bionicを搭載していました。

また、GPUコアの一部に不良があるチップを他製品で再利用する例もあり、iPad mini(A17 Pro)iPhone SE(第3世代)iPhone16eなどで確認されています。

Geekbench 6 CPUベンチマークスコアの違い

同じCPUコア数のM5ながら、動作周波数の違いにより、iPad Pro(M5)とM5搭載14インチMacBook ProのGeekbench 6 CPUベンチマークスコアには下記のような差が生じています。

製品シングルコア
スコア
マルチコア
スコア
iPad Pro(M5)413816366
M5搭載14インチ
MacBook Pro
426317862

M5搭載14インチMacBook ProのGeekbench 6 CPUベンチマークスコアは、シングルコアスコアが約3%、マルチコアスコアが約9%、iPad Pro(M5)よりも優れています。

Photo:Apple Hub/Facebook

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