iPad Pro(M5)に向けた布石?Samsungが13インチタンデムOLED量産

韓国メディアETNewsが、 Samsung DisplayはiPad Pro(M4)に搭載される13インチタンデムOLEDの量産を開始したと報じています。
iPad Pro(M4)向け13インチタンデムOLEDはこれまで、LG Displayだけが供給していました。
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11インチに加え13インチもタンデムOLEDを2社が供給へ
iPad Pro(M4)に搭載されるタンデムOLEDは、11インチをLG DisplayとSamsung Displayが供給しているのに対し、13インチはLG Displayだけが供給していました。
今回、Samsung Displayが13インチタンデムOLEDの量産を開始したことで、今後は両サイズを2社が供給することになります。
販売不振のiPad Pro(M4)向けタンデムOLED
Samsung Displayの2025年中のタンデムOLEDの供給目標枚数についてET Newsは、13インチが100万枚、11インチが250万枚の合計350万枚と報告しています。
ただし、当初の計画ではSamsung Displayは11インチタンデムOLEDだけで400万枚を供給すると予想されていましたので、iPad Pro(M4)の販売不振の影響を被ったことになります。
iPad Pro(M5)やMacBook Pro向けに事前実績確保?
それでもこの時期に13インチタンデムOLEDの量産を開始したことは、iPad Pro(M5)にも継続してタンデムOLEDが搭載されることに加え、将来的にMacBook Proにも搭載されると噂されていることと無関係ではないかもしれません。
Samsung Displayとしてはこの時期に出荷実績を確保しておくことで、iPad Pro(M5)以降での継続受注を目指していると考えられます。
Source:ETNews
Photo:Matt Talks Tech/YouTube