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iPad Pro向けタンデムOLEDを供給中のLG Displayが、発光素材として青色燐光を用いたハイブリッドタンデムOLEDの製品化に成功したと、2025年5月1日に発表しました。
今回LG Displayが量産ラインでの製造に成功したのは、2層の発光層の第1層には蛍光素材を用い、第2層としてこれまで用いていた青色蛍光素材を青色燐光素材に変更したものです。
青色燐光素材を採用することの利点について韓国メディアThe Elecは、消費電力を15%削減することができると説明しています。
LG Displayが今回開発したハイブリッドタンデムOLEDは既に量産ラインでの製造検証まで進んでいることから、量産ラインの整備は別としても、実製品向けディスプレイパネルの製造にもそれほど技術的な障害はないと考えられます。
LG DisplayはハイブリッドタンデムOLEDを今月中旬から米国で開催されるSID(The Society for Information Display)で展示するとともに、関連特許を各国で出願済みです。
現在、タンデムOLEDを搭載しているiPad Proは、2027年にそれを新しいものに変更すると市場調査会社Omdiaが予想していました。
その際は、LG DisplayのハイブリッドタンデムOLEDが選択される可能性があります。
Source:The Elec
Photo:Apple Hub/X, Omdia
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