iOS18でバッテリー持続時間改善も、Geekbench 6ベンチマークスコア低下か
iPhone15 ProとiPhone14 Pro Maxを使ってiOS17の時のバッテリー持続時間とGeekbench 6ベンチマークスコアと、iOS18にアップデートしてからのそれらを比較した結果、iOS18ではバッテリー持続時間が改善されるも、Geekbench 6ベンチマークスコアはわずかながら低下したとの報告がなされています。
iOS17からiOS18にアップデートするとベンチマークスコア低下と報告
Geekerwan氏が、iOS17が動作していた際のiPhone15 ProとiPhone14 Pro Maxのバッテリー持続時間とGeekbench 6ベンチマークスコアと、iOS18にアップデートしてからのバッテリー持続時間とGeekbench 6ベンチマークスコアを比較した結果、違いが確認されたと報告しています。
Geekerwan氏の報告では、iOS18にアップデートした結果、Geekbench 6ベンチマークテストにおけるシングルコアスコアとマルチコアスコアのいずれも、わずかながら低下したとのことです。
iOS17とiOS18での動作周波数制御とベンチマークスコアの違い
その理由についてWccftechは、iOS18ではA16 BionicおよびA17 Proが最大動作周波数に達するまでの時間を遅くする制御がなされていることでバッテリー持続時間が改善されるも、Geekbench 6ベンチマークテストにおいてはスコアの低下を招いていると説明しています。
iOS17が動作するiPhone15 Pro Maxのシングルコアスコアは2,999、マルチコアスコアは7,779だったのに対し、iOS18にアップデート後は、シングルコアスコアが2,885、マルチコアスコアが7,476に低下しました。
iPhone14 Proの場合、iOS17ではシングルコアスコアは2,664、マルチコアスコアは7,141だったのが、iOS18にアップデート後はシングルコアスコアが2,570、マルチコアスコアが6,889に低下しました。
スコア低下を実環境で感じる可能性低く、バッテリー持続時間改善の利点あり
Geekbench 6ベンチマークテストにおいてスコアの低下が確認されたとしても、実使用環境でその影響を感じることはないだろうとWccftechは伝えています。
使い勝手に影響がないのであれば、バッテリー持続時間が長くなることのほうがユーザーにとって利点となりそうです。