【レビュー】DeffのiPhone16用ガラスフィルム、新製品ナノマットが魅力的
Deff(ディーフ)からiPhone16シリーズ向けに発売されたガラスフィルム6製品をiPhone16 Proに実際に装着し、装着感や画面の見え方の違いをチェックしました。注目は、マットタイプと透明タイプの良いところを併せ持った、新登場のナノマットタイプです。
Deffから発売、iPhone16シリーズ用ガラスフィルムをチェック
今回ご紹介する、DeffのiPhone16シリーズ用ガラスフィルムは、いずれもiPhone16シリーズの全モデルに対応しています。各製品ともキレイに貼り付けられる「かんたん貼付ツール」が付属します。
新製品として、透明タイプの見やすさと、マットタイプのサラサラ感と写り込み防止の良いところを盛り込んだナノマットタイプが発売されています。
それぞれの特徴と、ディーフダイレクトストア販売価格(税込)は以下のとおりです。各製品は、ディーフダイレクトストアのほか、AmazonのDeff公式ストアなどで購入可能です。
- SUPER TOUGH GLASS:通常より厚めの約0.33ミリ、特殊硬化処理を加え、縁割れを防ぐ化学強化ガラスを採用したスクリーンプロテクター。
- 透明タイプ:2,480円
- マットタイプ:3,180円
- ナノマットタイプ:3,980円
- UVカット・ブルーライトカットタイプ:2,980円
- ULTRA HARD GLASS:AGC製の最高級グレード化学強化ガラス「Dragontrail Pro」を採用。加工時のダメージをなくし本来の強度を引き出すため、加工前原板(厚み0.4ミリ)に硬化処理と表面処理を施したスクリーンプロテクター。
- 透明タイプ:3,280円
- ナノマットタイプ:3,980円
これら6製品を、筆者のiPhone16 Proに装着して比較してみました。
本記事には、メーカーから提供いただいたレビュー用サンプル品を使用しています。
SUPER TOUGH GLASSの特徴
SUPER TOUGH GLASSのパッケージ背面には、一般的な保護ガラスよりも割れにくく透明度が高い化学強化ガラスを採用していること、通常の強化加工に加えて三次硬化処理を施して強度を高めていることの紹介と、装着手順の説明があります。
ULTRA HARD GLASSの特徴
ULTRA HARD GLASSのパッケージ背面には、AGCのDragontrailを、厚み0.4ミリの原板のまま使用して高い強度を実現していることや、端の部分を丁寧で大きめのラウンド加工していること、貼り付け手順の紹介などが記載されています。
同梱物をチェック
iPhone16 Proにガラスフィルムを装着します。なお、同梱物と装着手順は、各製品共通です。
パッケージの中には、「かんたん貼付ツール」、アルコールパッド、クリーニングクロス、ホコリ除去シートが入っています。
ガラスフィルムは、周囲に黒い樹脂製のフレームがついています。明記されてはいませんが、白い保護シートのタブ側はガラスフィルムが少し細くなっており、この部分がレシーバー(通話時に耳に当てる部分)なので、装着時に上側になります。
どちらが上側になるかが分かるような表記があると助かると思いました。
iPhone16 Proに装着!
iPhone16 Proへの装着の様子をご紹介します。
付属のアルコールパッドで、iPhoneのスクリーン表面についた汚れを拭き取ります。小さいですが、アルコール液が多めに含まれているので、しっかり拭き取れます。
クリーニングクロスで、アルコールを拭き取ります。ホコリや汚れが残らないよう、しっかり拭き取ります。
ちなみに、ホコリ除去シールが付属しますが、外箱の装着説明に特に記載がなく、ホコリはアルコールパッドとクリーニングクロスで除去できたため、筆者の場合は使わずに装着できました。
「TOP」と書かれた側がiPhoneの上部に来るようにして、かんたん貼り付けツールをiPhoneに装着します。
iPhoneにしっかり固定できるよう、はめ込みます。
ガラスフィルムの接着面にある保護シートを剥がします。この時、粘着面に指が触れてしまわないよう、注意しましょう。ホコリの混入を防ぐため、粘着面は下に向けておくと良いと思います。
ガラスフィルムをかんたん貼り付けツールの上に置きます。筆者の感覚では、ガラスフィルムをiPhoneの充電ポート側からそっと置くと、位置ズレしにくいと思いました。
ガラスフィルムを指で押して、iPhoneに密着させます。
ガラスフィルムが剥がれないように注意しながら、かんたん貼り付けツールをiPhoneから取り外します。気泡が残っていれば、指で押し出すと消えます。
ズレなく、きれいに装着できました。
装着後の状態をチェック
SUPER TOUGH GLASSとULTRA HARD GLASSともに、iPhone16 Proのエッジ部分がカーブを描くスクリーンから浮くことなく装着できています。周囲のフレーム部分が出っ張ることもなく、画面の表示領域にも影響しません。
マットタイプとナノマットタイプは、Dynamic Island部分が透明になるよう加工されています。
マットタイプのパッケージに、ゲームに最適とあったのでゲームをプレイしてみました。指ざわりがサラサラしているので、素早いスワイプ動作もスムーズです。
ナノマットタイプは、表面の光沢が抑えられ、指ざわりはサラサラしている点ではマットタイプに似ています。
しかし、表示はマットタイプほどざらざらせず、細かい文字なども見やすいです。まさに透明タイプとマットタイプの「良いとこどり」した仕上げだと感じました。
ブルーライトカットタイプは、パッケージに「透明な」とあるように、黄色がかって見えることはなく、文字や写真の見やすさにも影響は感じられません。
ULTRA HARD GLASSは、縁部分のR加工により、指がエッジ部分に当たる感触が優しいです。
ULTRA HARD GLASSの厚みは0.4ミリで、SUPER TOUGH GLASSの約0,33ミリよりも厚くなっていますが、スクロールやスワイプ操作での文字入力しやすさに影響があるようには感じませんでした。
写真で見え方をチェック
iPhone16 Proで明るさを最大にして写真を表示し、見え方を比較してみました。
SUPER TOUGH GLASS 透明タイプ
SUPER TOUGH GLASSの透明タイプは、何も装着していないような透明感で、元の色が鮮やかに表示されます。
SUPER TOUGH GLASS マットタイプ
SUPER TOUGH GLASSのマットタイプは、よく見ると表面の細かい凹凸がありますが、写真の鮮やかさが損なわれるようには感じませんでした。
SUPER TOUGH GLASS ブルーライトカットタイプ
SUPER TOUGH GLASSのブルーライトカットタイプは一般的に画面が黄色っぽくなるイメージがありますが、この製品は透明感が高く、青い海や複数の色が混在する花の写真も、鮮やかなままだと感じました。
SUPER TOUGH GLASS ナノマットタイプ
SUPER TOUGH GLASSのナノマットタイプは、マットタイプよりも表面が滑らかで、見た目が自然で透明感があります。
ULTRA HARD GLASS 透明タイプ
ULTRA HARD GLASSの透明タイプは、SUPER TOUGH GLASSよりも0.7ミリ厚みがありますが、操作しやすさにも見た目にも影響は感じられず、鮮やかに表示されています。
ULTRA HARD GLASS ナノマットタイプ
ULTRA HARD GLASSのナノマットタイプは、SUPER TOUGH GLASSのマットタイプと同様、表面のざらっとした感じが抑えられていて自然な見た目です。
まとめ:ナノマットの自然な質感は新鮮
6製品を試した中で、筆者は新製品のナノマットタイプが最も印象に残りました。
マットタイプのサラサラした感触と、光の反射を適度に抑えた見た目がありつつ、透明タイプに近い見やすさもあり、使いやすさが感じられました。
ナノマットタイプは、サラサラした指ざわりが好みだけど、一般的なマットタイプのざらっとした見た目が気になるという方に特にお勧めできます。